ヤマハデザインの50年が凝縮した
「DESIGN RECIPE」展が開催

ヤマハが、そのデザインフィロソフィーを具現化するとき、そこにどのような流儀があるのか。同社で行われているデザイン手法をキーワードにまとめ、体系化し調理法に見立てることで、企業文化としてのデザインの独自性が見えてきます。本展は、プロトタイプから歴史的な楽器まで、さまざまなデザインを紹介した、今年3月のフランス・サンテティエンヌ国際デザインビエンナーレのデザイン展をベースに、内容をさらに充実させ、日本初公開となるプロトタイプを含め、ヤマハデザイン50年の進化と深化を見ることができます。

What is “DESIGN RECIPE” ?
デザインは思いをカタチにする行為。その「思い」とは商品価値の根幹となるコンセプト(抽象概念)であり、「カタチ」はコンセプトを一瞬に直感的に伝える力を持っています。ヤマハデザイン研究所は、コンセプトを具体的デザインに展開する際の「考え方を考える」姿勢を大切にし、本展では、その考え方や流儀を調理法(レシピ)になぞらえて語ります。

一例として、もはや完成された楽器とも言えるバイオリンでも、新たな価値を提供できれば、デザインは進化するはず。新たな電気バイオリンをデザインするにあたって、重量を軽減するためにも、必要最小限の要素だけのミニマルなデザインを追求。しかし、一口に「ミニマル」と言っても、その解釈や造形手法はさまざま。会場では、アプローチが異なる3つのレシピが紹介されます。

ヤマハ「DESIGN RECIPE」展

期間 2013年10月30日(水) ~ 11月04日(月) 11:00 ~ 20:00(初日は17:00から)

会場 アクシスギャラリー 東京都港区六本木5-17-1 AXISビル

入場料 無料

主催: ヤマハ株式会社デザイン研究所