日本初!
“リファイニング建築”の手法を用いた分譲マンションが登場

リファイニング建築という言葉をご存知でしょうか? 老朽化した建物の大部分を再利用しながら、大胆な意匠の転換や用途変更、耐震補強を可能にする建物の再生技術のことを指します。この手法の提唱者であり、約四半世紀にわたりさまざまな実践を行ってきた建築家の青木 茂さんが、このたび、リファイニング建築としては初となる分譲マンションを都内で手がけることになりました。

「千駄ヶ谷 緑苑ハウス」と名づけられた物件は、都心でありながら緑豊かな自然環境を有する新宿御苑に隣接し、テラスからは広大な緑園を眺めることができます。自然に恵まれた立地に敬意を払うかのように、廃材をほとんど出すことなく、歴史ある建物を新築と同レベルの基準を持つ住まいへと昇華させる今回のリファイニングプロジェクトは、ストック型の住まいづくりが求められつつある今の時代を強く反映したものといえるでしょう。

▲青木 茂氏が手がけたリファイニング建築から。昭和38年竣工のRC造4階建ての共同住宅を現代の生活スタイルに合わせて改修した「高根ハイツ」。同プロジェクトは、第1回マンションクリエイティブリフォーム賞審査員特別賞、グッドデザイン特別賞(サステナブルデザイン賞)を受賞しています。 Photos by Imagegram

もちろん、リファイニング建築は建築物件の単なる再利用を促すものではありません。建築が持つ歴史性を踏まえながら、新たな“価値”と“有用性”を盛り込み、立地環境も含めた物件のさらなる魅力を引き出す――それこそが、この手法の醍醐味です。

▲リファイニング建築の魅力は、新築物件と同等あるいはそれ以上の仕上がりでありながら、予算が60%〜70%に抑えられているため、より求めやすい価格設定になっている点です。マーケット環境の変化に応じて建物の用途変更やバージョンアップが容易なことなど、建築物件の長寿命化にも貢献していくことが期待されています。

補強や補修によってデザインが一新される今回の物件は、外観のみならず、内装にまで徹底的なこだわりが見られます。豊かな眺望を楽しめるよう落ち着いたナチュラルトーンの色彩と上質な質感で統一された空間は、視界に優しく、心をリラックスさせる効果も期待されています。また、マンション内には収納性に優れた駐輪スペースを完備。アクティブな自転車ライフをおくる住人にも配慮するなど、ストレスフリーな暮らしをサポートするための機能が随所に散りばめられています。

▲インテリアののデザインは新宿御苑の自然との調和を意識したうえで、上質で洗練された質感に。ホテルやスパなど商業施設のインテリアデザインを手がける事務所の「SEPT JASMIN」らが参画しています。

1970年に建設された建物が、40年あまりを経て、現代の都会の暮らしに寄り添うかたちで再生される「千駄ヶ谷 緑苑ハウス」。開催が決まった五輪のメイン会場からも徒歩数分という抜群の立地だけに、今回新たに分譲される1ROOM~1LDKタイプの17戸の人気化は必須となることでしょう。10月中旬より、現地モデルルームがオープンの予定。詳細はホームページより確認ください。

▲リファイニング建築の提唱者であり、今回のプロジェクトを主導する建築家の青木 茂氏(首都大学東京特任教授、青木茂建築工房主宰)。『団地をリファイニングしよう。』『長寿命建築へ』など、建築の再生をテーマにした著書多数。

千駄ヶ谷 緑苑ハウス
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-1-3
売主ハチハウス
販売に関する問い合わせ:三井のリハウス 青山店
tel. 0120-428-731(営業時間/10:00-18:00、定休日/毎週水曜日、第1・第3火曜日)