NEWS | ソーシャル
2013.09.09 11:54
『文化資本としてのデザイン活動 ラテンアメリカ諸国の新潮流』
鈴木美和子 著(水曜社 2,650円)
デザインの力は社会を変えることができるのか? ブラジル、コスタリカ、アルゼンチンなどのラテンアメリカの国々はオルタナティブなデザイン活動の先進地域である。格差や貧困といった問題を抱える不安定な社会であるがゆえに、ラテンアメリカのデザイナーたちは社会変革の意識が強く、NPOや社会的企業活動、社会運動、またソーシャルネットワークなどと結びついたデザイン活動が独自の形で展開されている。本書は、そうした社会に大きな変化を与えているデザイナーたちの仕事を通じて、持続可能な社会の構築のためにデザインは何ができるのかを示していく。
以下、目次より;
第1章 新しいフレームとラテンアメリカから考える
第2章 ブラジル:デザインと工芸の融合
第3章 コスタリカ:起業するデザイナーたち
第4章 アルゼンチン:ソーシャルネットワークを活かす
第5章 持続可能な社会への変革モデル ほか