若手クリエイターの作品展
「眞田塾展」開催中

眞田岳彦氏(衣服造形家)が主宰する「眞田塾」の研究生による展覧会がアクシスギャラリーで開催中です。
眞田塾は、2003 年から眞田氏をはじめとする各分野の講師により次世代支援として行われてきた無償教育活動で輩出した研究生は、30 名を超えます。大学や専門学校を卒業後、社会に出た若者たちに、衣服造形やデザインを中心とした創作の機会を与えています。

10 年目を迎える今回のテーマは「衣服の文(あや)」。文とは、古くは人の胸に文身を意味しました。人は宇宙、気候風土、社会の中から自然の摂理や、この世の本質など多様な事物の糸口を、豊かに生きるために読み解いてきました。本展では、各自がこのテーマに向かい、生きるために大切な幸福の文とは何かを研究し、形にして問いかけます。出品者は、永井俊平、 松田かや、山本佳那、井上麻由美、久米明日香の5名。

▲永井俊平
「衣服の文とは、[なにか]が環境と交差することで、特有の[らしい姿]としてあらわれる痕跡である。
その痕跡は、これから進むべく道の指針となり、[幸福の文]となる。」

▲松田かや
「衣服の文とは、幸せへの化学反応の跡である。その文は幸福を感じる瞬間を表出させる。」

▲山本佳那
「衣服の文とは、幸福をたたみ留めた痕跡である。その痕跡には、それぞれの人の幸福への願いが浮かび上がっているのである。」

▲久米明日香
「衣服の文とは、天と地の結びを読み解くためにある。その文に気づき、天と地の結びを読み解く事ができた人にのみ、幸せは見出せるのかもしれない。」

▲井上麻由美
「衣服の文とは、癖の跡である。この偏った癖の跡は、着慣れた衣服のように、いつしか私に愛着を抱かせ、私自身となる。」

会 期:4月20日(土)〜4月28日(日)
会 場:アクシスギャラリー

4月27日には、ワークショップも開催されます。

詳細は、
眞田塾