NEWS | プロダクト
2013.04.09 17:13
瀬戸内生活工芸祭実行委員会 編(KTC中央出版 1.995円)
2012年11月に開催された瀬戸内生活工芸祭をきっかけに出版された本だが、決してガイドブックではなく、多様な角度から「生活工芸」について考えようという姿勢が見て取れる。つくる人と使う人、双方が生活道具に関して持つ“物語”の数々を飾らない言葉で紡いでいく。作家・川上弘美よるエッセイをはじめ、深澤直人、皆川明らのインタビュ−も掲載。
以下、目次より;
巻頭エッセイ「風」 川上弘美
深澤直人さんに聞く 民藝と工芸とデザインを平らかにする
堀井和子さん もの選びの目がわが家の食卓の上で磨かれる
大西清二さん 「大人のままごと遊び」で、生活の質を育む
皆川明さん 使う人が思いを重ねる、足し算の可能性
フォトクリップ 「生活工芸」の町・高松を訪ねて
桜製作所会長 永見眞一さんに聞く
鼎談 生活思想の地図を広げて
生活工芸五つのかたち 黒漆汁碗/切込高杯皿/白磁飯碗/普通のコップ/木地盆 ほか