JIDAデザインミュージアム委員会が、日本インダストリアルデザインの揺籃期に多方面で活躍した「小杉二郎」のデザインフォーラムを開催します。マツダ自動車初期の三輪自動車（トラックやK360など）や軽四輪（R360クーペやキャロル）などの大ヒットした車輛デザイン、大手家電、産業機器メーカーの製品デザインのほか、地方の 小規模地場産業へのデザイン導入にも尽力した小杉氏。日本初となるデザイナー個人の作品展覧会を開催したり、自転車や自動車を自主制作するなど、インダストリアルデザインの職能の基礎をつくった人物でもあります。

このフォーラムでは、小杉氏と一緒に仕事をした、マツダ元モデラー石井 誠氏と新潟県三条市の工具メーカー・マルト長谷川工作所元相談役長谷川晴生氏に当時の仕事の様子を伺います。またご家族の協力により貴重な資料と作品の展示も行ないます。日本インダストリアルデザイン揺籃期の様子や時代を超えたデザインの本質を垣間見ることができる貴重な機会です。

「没後31年・インダストリアルデザイナー小杉二郎の仕事」デザインフォーラム

開催日時 　12月1日（今週土曜日）13：00〜15：00

会場　リビングデザインセンターOZONE 8階 セミナールーム