NEWS | 建築
2012.10.05 14:51
『重奏する建築――文化/歴史/自然のかなたに建築を想う』
岸 和郎 著(TOTO出版 1,890円)
世界の構造、価値観が根底からゆらいでいる現在において、 今なお「建築的価値」を語ることは可能か? 建築家・岸和郎が、混沌とした世界にあって唯一信じられる「自分の肉体が感じたこと」を手がかりに、あえて“私的”な観点から、歴史、都市、自然、そして建築を語る。 そうした世界の私的な読み解きが、自身の建築設計にどう反映されたのか、 一般論ではなく、著者自身の肉体化した言葉からあぶり出される「建築」とは? 四六判、336ページ
以下、目次より;
第1章 「建築と秩序」について
第2章 場所と文化を読む――香港
第3章 場所と文化を読む――ソウル
第4章 場所と文化を読む――東京・京都
第5章 中庭・屋上庭園――都市に棲む
第6章 自然に呼応する建築
第7章 歴史と今日性を読む
第8章 概念としての構造について
第9章 建築を「分析」すること