電動ドライバーで初のジャイロセンサーを搭載
ブラック・アンド・デッカーの「ジャイロスクリュードライバー」

7月に発売されたブラック・アンド・デッカーの「ジャイロスクリュードライバー GYRO36」は、電動ドライバーとして初めてジャイロセンサーを搭載したモデル。これまでのようにネジを締めたり、緩めたりする際にスイッチを押す必要がなく、手首を回転させるだけ。「スイッチレス」をテーマに、アメリカの開発チームを中心につくられた新製品だ。

ジャイロセンサーを起動させるアクチュエータを本体後部に配置。それにより、ハンドルを持つというより、本体後部のグリップを手のひらで押し包むようにして操作する。実際、日ごろ電動工具に触れていないものでもスムーズに扱うことができ、より手回しに近い感覚を実現している。

また、通常、エントリーモデルは1速だが、この「ジャイロスクリュードライバー」では無段階変速ギアを搭載。本体を傾ける角度で、回転スピードをコントロールすることも可能だ。

フラットパックの家具を組み立てる際に活躍しそうなこの電動ドライバーは、約300gと軽量。女性をはじめとする電動工具初心者向けのモデルとして、日本でも着実にユーザーを増やしていくに違いない。参考価格6,000円。