『海と自然と建築と』
長谷川逸子　著（彰国社　3,570円）

建築家、長谷川逸子のスケッチ集。建築設計をスタートした頃の小住宅から藤沢市湘南台文化センター、山梨フルーツミュージアム、新潟市民芸術文化会館、珠洲市多目的ホールを経て、パリや上海の最新プロジェクトまで、数々の作品の初期スケッチをフルカラーで収録。とっさのイメージから建築が生まれていくという設計の楽しさを、発表を前提とせずに描かれた貴重なスケッチで味わうことができる。B4版、160ページ、和英併記。

以下、目次より；

第1章　建築：9つの物語
種たちの物語　山梨フルーツミュージアム／浮島の物語　新潟市民芸術文化会館／雲の物語　珠洲市多目的ホール／反転の物語　月見の里学友館　ほか

第2章　スケッチ帳から
長い距離とガランドウ／焼津の住宅1／緑ヶ丘の住宅／鴨居の住宅　ほか

第3章　都市へ
連続する小屋根の風景と中庭／NCハウス／眉山ホール／熊本の住宅　ほか

第4章　都市のきのこ
詩的装置から都市のきのこへ／STMハウス／横浜MM21グランモールコンペ案／世界デザイン博覧会インテリア館　ほか