香港デザインセンターが主催するアジアデザイン賞（Design For Asia Award）が2012年度の作品を募集中です。エントリー締切は6月30日。審査対象となる作品は、2010年1月1日から2012年7月30日の間に少なくとも1つのアジア市場で発売・発表されたもの。アパレル／アクセサリーデザイン、コミュニケーションデザイン、プロダクト／インダストリアルデザイン、環境デザインの4分野で、さらに18のカテゴリーに細分化して審査が行われます。審査基準は、「トータルなデザインとしての優秀さ」「社会および商業的なインパクト」、そして「アジアへのインパクト」。

日本からの応募も年々増加傾向ですが、その大きな理由の1つが、「中国を含む巨大なアジア市場への絶好のアピールの機会」であること。また、審査においてビジネス面だけでなく、作品の社会的な背景にこだわるのも同賞の大きな特徴です。昨年は同大賞に「武蔵野美術大学図書館」（藤本壮介建築設計事務所）や「OLIVE」(NOSIGNER）など6つの日本作品が選出されました。過去の受賞作品はこちら。

同賞の審査結果発表と表彰式は、毎年12月に開かれるアジア最大のデザインイベント「香港ビジネス・オブ・デザイン・ウィーク」で行われます。

「アジアデザイン賞（DFAA: Design for Asia Award）2012」

主催：香港デザインセンター

応募企画：2012年4月1日〜6月30日（オンライン登録のみ）

応募対象分野：下記18カテゴリーのデザイン。

●アパレル及びアクセサリー・デザイン
・日常ファッション：メンズウェア、レディスウェア、子供服
・機能性ファッション：スポーツウェア、防護服
・ファッション雑貨：フットウェア、宝飾品、めがね、バッグ

●コミュニケーション・デザイン
・アイデンティティ&ブランディング：ビジュアル・アイデンティティ、ブランディング計画、環境グラフィック、標識
・インタラクティブ・メディア：デジタル装置、ウェブサイト、CD/DVD ROM、携帯アプリケーション
・パッケージ
・出版：書籍デザイン、雑誌デザイン、年次報告書
・ポスター/販促素材：ダイレクトメール、カード、ポスター
・タイポグラフィ

●プロダクト/工業デザイン
・家庭用品：家庭機器、キッチン機器、照明
・ホームウェア：ホームウェア、ホーム雑貨、キッチンウェア、家具
・ワーク/商業機器：オフィス/ビジネス機器、家具、照明、商業/工業機器
・コンピュータ/通信：コンピュータ機器、周辺機器、PDA、電話
・レジャー/エンタテインメント：スポーツ器具、オーディオ/ビデオ機器、玩具、ゲーム

●環境デザイン
・ホーム：住宅スペース
・商業：作業スペース、小売スペース
・ホスピタリティ/レジャー：ホテル、レストラン、バー、スパ
・文化、公共、展示：公共施設、展示デザイン

詳細はこちら。