コクヨデザインアワード 2012 作品募集中

現在、エントリ−・作品募集中のコクヨデザインアワード 2012(エントリ−・作品受付ともに6月29日まで)。テーマは「Campus『ノートを超えろ!』」。Campusは1975 年発売の伝統あるノートのブランドですが、現在はノートだけでなく文房具から家具、空間にまで、“学びをサポートする”ブランドへと再構築中。今回は、そのノート以外の作品を募集します。

学びのデザインといった場合、どうしても教室内や子供部屋の机まわりを想起しがち。しかし、リビング学習をはじめとして、学びのかたちは大きく変わってきています。それに、学ぶのは学生だけではありません、社会人であろうが主婦であろうが、定年後の高齢者であろうが、人間はいくつになっても学べるはず。そうした広い視点にたった提案に期待します。

上の作品は昨年度グランプリの「ロールテーブル」(神戸意匠製錬所)。子供向けの“描ける机”です。

これは昨年度優秀賞の「キャンパスミストパッド」。罫線を引いたバスルームミラーで、例えば親子が入浴中に問題を出し合うなど、どこででも学ぶことができるという好例です。

今回はノート以外の作品を「Campusブランド」と「商品化」という双方の観点から審査されます。「Campusブランド」の3要件とは、1)学びをサポートするもの、2)先進性・革新性のあるもの、3)使い手の成長を促すもの。「商品化」の3要件とは、1)機能性を損なわないもの、2)造形的に美しいもの、3)商品化の可能性のあるもの。

学びはどこにでもあり、誰でも学ぶことができるはず。今年は昨年以上に、創意工夫に満ちたアイデアに期待したいと思います。

募集要項の詳細は、http://www.kokuyo.co.jp/award/2012/