大きな輪っかの袂からのぞくあかりが、空間をほのかに照らす。柔らかい光がつくり出す陰影は、リラックス効果も期待できるでしょう。人とあかりの間を心地よい距離感でつなぐ。それが、ツインバード工業のLED照明、「OLIGHT（オーライト）」（15,750円）の提案です。

住空間の補助照明として多彩な演出に威力を発揮する一方、輪の部分を持ち上げると、照明の下部が昼光色のサーチライトに変わり、夜間に不安な足下を照らしてくれます。輪を肩や腕にかければ、両手に荷物を抱えながらの移動にも何ら支障をきたすことなく、あかりを連れ添うことが可能。また、本体下部のON/OFFや調光ボタンを押して、光を強、中、弱、消灯と切り替えられるほか、充電台に乗った状態であれば停電時に自動点灯するなど、いざというときの安心にも配慮がなされています。

開発がスタートしたのは2006年。「普段使っているものこそが、いざというときに役立つ」という発想が起点となっているとのこと。人を不思議と引き寄せる闇に灯ったあんどんの光の魅力を探ることも、コンセプトを見出す大きなヒントになったといいます。変わらない価値観と新たな発想を絶妙なバランスで調和させる手法は、まさにデザインの妙技ではないでしょうか。

置くとあんどん、持ち上げるとサーチライトという2ウェイ仕様は、和の静謐さと洋の洗練さを併せ持った新しいあかりのスタイルとして、生活に今までにない風情と安心をもたらしてくれます。デザインにこだわりを持つ層をターゲットにするインテリアショップや雑貨店などを中心に販売中です。

この商品に関するお問い合わせ：
ツインバード工業株式会社
Tel. 03-3847-8496
http://www.twinbird.jp/product/ls8151