去る12月22日（木）、AXIS落語会 若手二つ目の会を開催しました。お越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。出演は二つ目のなかでも一押しの林家たけ平さん。一席目のネタは「宿題」。桂三枝の作による現代落語で、息子の塾の宿題を教えることになった父親が問題文にさまざまないちゃもんを付けたりと……。確かにつるかめ算や旅人算の問題ってのは、突っ込みどころ満載ですよね。

続いて登場は柳家花緑さんのお弟子さんで、平成生まれ初の二つ目、柳家緑君による「堀之内」。そっそかしすぎる主人公がお参りに行く道中で、さまざまな騒動を巻き起こすという軽快なネタ。

中入り後にはスペシャルゲストとして、寄席文字書家の橘右之吉さんにご登場いただき、寄席文字の歴史を語りながら実演をしていただきました。会場からのリクエストに応えて一文字ずつ色紙に書いていただき、それをプレゼント。字を見る度に会場からは感嘆の声が。

トリはたけ平さんの「芝浜」。この時期にピッタリのネタですが、さすが若手一押しといわれるだけの実力を見せつけられた気がしました。

今回「笑う門にはアイデア来る」というタイトルでお贈りしましたが、皆さん笑っていただけましたでしょうか。アクシスギャラリーへの、またのお越しをお待ち申し上げております。