サカイデザインアソシエイツによる「あったらいいなぁ・・・」。今回の「鞄」は、酒井俊彦さんが以前に自分用につくったバッグをバージョップアップした自信作(だと思う)。
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ビジネスバッグは世の中にゴマンとあるのに、いざ、自分に合ったものを見つけようとすると、ひじょうに難しい。
最近は、たくさんの荷物が入るトートやバッグパック・タイプか、最小限の荷物を持ち歩くだけのマチが薄かったりコンパクトなものに、傾向は二極化しているという。
サカイデザインアソシエイツが提案するのは、A3サイズが収納可能な、レザーバッグに早変わりするリュック。金具を外さなくともストラップを収納でき、オフィス内ではリュックと気づかないほどのスマートさだ。
クリエイターの場合、A3サイズが折り畳まず入ることが必須なのだろう。編集者ならば、PC、デジカメ、ICレコーダー、ノート、雑誌などなど・・・、常時ではないにしても基本的に荷物は多い。さらに夏場ともなれば水筒やペットボトル、帽子や日傘、扇子などが加わり、あっという間に1泊旅行ぐらいのボリュームに膨れ上がる。かさが出れば当然重量も増えるわけで、いきおいバッグそのものには軽さと強度の両立が求められる。
もちろん、荷物の出し入れのスマートさや好みの質感なんかも考慮したく、すると、なかなか適当なバッグは見つからない(というより、見つかるわけがない?)。こんなことを言うと必ず「荷物を減らせば、選択肢も増えるのに」と言われるのだけれど、減らないからこそ工夫を凝らしたバッグを求めるわけです。
モノに合わせるのでも、オーダーメイドでもなく、もう少し自分に合ったバッグが欲しい。こんなふうに探している人はとても多い気がします。
いつか「たっぷり入る女子用鞄」も考えてほしいなぁ・・・、酒井さん!