グリーンエネルギーのビジネス化を提案する「エネルギー・パイロット」

現在発売中のAXIS 151号の特集は「デザインのブレークスルー」。現状を打破し、飛躍的な前進へとつながるような“イノベーションを超えたブレークスルー”の数々を紹介しています。幾つか内容をご紹介すると、巻頭インタビューは建築家の石上純也さん。あらゆる場面で建築の定義を更新し続ける石上さんが語る「現代建築における新たな突破力」とは?

「フレックスブック」のウェブサイトより。

続いて、イヴ・ベアール率いるフューズプロジェクトが米国のCK12財団と開発した新しい概念の教科書「フレックスブック」。サイト上にある70冊以上の教科書を教師や生徒が目的に合わせて組み合わせて独自の教科書を作成するというシステム。さまざまな拡張機能を持たせていくことで、デジタル書籍の将来の可能性も垣間見せてくれます。

「クアドロール」

ニューヨークを拠点とするスタジオドロールが開発した「クアドロール」は、多様な用途とスケールに対応する構造ユニット。テーブルから高速道路の防音壁、橋脚などさまざまな場面での使用を想定。震災後のハイチでは仮説住宅のプロジェクトを進めているそうです。

京都造形芸術大学からは「美術館大学構想」を紹介。美術大学が持つ“資源”を体系化し、学内だけでなく地域住民や学外の人々にも積極的にアートに触れてもらえる“美術館”に、大学を変貌させていこうというコンセプト。大学院長の浅田 彰さんにもお話を伺いました。

その他、グリーンエネルギーのビジネス化を提案する「エネルギー・パイロット」、個性をプロダクトに加味するためのアイデア「あなたがストップするまでケーキデコレーション」、資金調達をクラウドで支援する「キックスターター」、産業廃棄物処理の株式会社ナカダイが提唱する「産業廃棄物を再び生かすための“リマーケティング”」など、硬軟さまざな事例を紹介しています。是非ご覧下さい!