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長島明夫+結城秀勇 編『映画空間 400選』

『映画空間 400選』
長島明夫+結城秀勇 編(INAX出版 2,310円)

映画が誕生したのは19世紀末。以来、スクリーンに映し出される建築や都市、風景、人々が暮らす生きた空間は、われわれを刺激し、勇気づけ、楽しませ、あるときは考え込ませてきた。本書はこの「空間」という切り口で、1895年から2010年までの映画史115年を横断しつつ、400本の映画作品の紹介と、そこに登場する空間を語っていく。執筆陣には中山英之や曽我部昌史ら建築家をはじめ、映画専門以外のクリエイタイーたちが顔を揃える。映画の空間を考えることで、映画の見方や建築・都市・場所・風景の読み方が豊かに広がっていく1冊。A5版、248ページ。

以下、目次より。
●400選作品紹介

●映画空間コラム
鍵 金井恵美子/リアル 中山英之/崩壊 廣瀬 純/集合住宅 曽我部昌史/3D 樋口泰人 ほか

●資料編
物語に建築家が登場する映画/有名建築が撮られた映画/建築記録映画/建築系ドキュメンタリー映画 ほか