NEWS | アート / ファッション / プロダクト
2011.03.24 16:16
平野啓一郎、伊東豊雄、小池一子、深澤直人 著/鈴木紀慶 編著(六耀社 2,205円)
没後20年を経た今でも、われわれに鮮烈な印象を与え続け、国内のみならず海外でも高い評価を受けているデザイナー、倉俣史朗。トップランナーとして、彼はどのような想いとともに走り続けていたのだろうか。本書では、平野啓一郎、伊東豊雄、小池一子、深澤直人といった4人のクリエイターが、倉俣史朗とその作品について、世代やジャンルを超えて語り尽くす。「デザインとは何か」を今あらためて考える意味でも、これからのクリエイターにぜひ読んでほしい1冊。
以下、目次より
・プロローグ 今、現像された倉俣史朗の夢
・倉俣史朗エッセイ
記憶の中の小宇宙/レコード/バニシングクリーム/照明弾/月夜の空に銀が舞う
・平野啓一郎
小説の中で「デザインとは何か」を考える/文学におけるアフォーダンス/デザインの中に夢を見る/奇抜さの中にある必然性 ほか
・伊東豊雄
モダニズムからその先の世界へ/真夜中のお茶会/椅子の形が消える/インテリアデザインは幕間劇か、CMか ほか
・小池一子
二人の反骨精神が時代を切り拓く/ファッションとインテリアの関係/弱点でもあった「プライベートマニフェスト」 ほか
・深澤直人
倉俣史朗と同じだけ生きてみて思うこと/隅と縁とのつなぎ目/一過性の美と日常/最初から見えているかたち ほか
・エピローグ 川床 優 倉俣史朗の「自由」と「感化」