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平野啓一郎、伊東豊雄、小池一子、深澤直人 著
『倉俣史朗着想のかたち 4人のクリエイターが語る。』

『倉俣史朗着想のかたち 4人のクリエイターが語る。』

平野啓一郎、伊東豊雄、小池一子、深澤直人 著/鈴木紀慶 編著(六耀社 2,205円)

没後20年を経た今でも、われわれに鮮烈な印象を与え続け、国内のみならず海外でも高い評価を受けているデザイナー、倉俣史朗。トップランナーとして、彼はどのような想いとともに走り続けていたのだろうか。本書では、平野啓一郎、伊東豊雄、小池一子、深澤直人といった4人のクリエイターが、倉俣史朗とその作品について、世代やジャンルを超えて語り尽くす。「デザインとは何か」を今あらためて考える意味でも、これからのクリエイターにぜひ読んでほしい1冊。

以下、目次より

・プロローグ 今、現像された倉俣史朗の夢

・倉俣史朗エッセイ
記憶の中の小宇宙/レコード/バニシングクリーム/照明弾/月夜の空に銀が舞う

・平野啓一郎
小説の中で「デザインとは何か」を考える/文学におけるアフォーダンス/デザインの中に夢を見る/奇抜さの中にある必然性 ほか

・伊東豊雄
モダニズムからその先の世界へ/真夜中のお茶会/椅子の形が消える/インテリアデザインは幕間劇か、CMか ほか

・小池一子
二人の反骨精神が時代を切り拓く/ファッションとインテリアの関係/弱点でもあった「プライベートマニフェスト」 ほか

・深澤直人
倉俣史朗と同じだけ生きてみて思うこと/隅と縁とのつなぎ目/一過性の美と日常/最初から見えているかたち ほか

・エピローグ 川床 優 倉俣史朗の「自由」と「感化」