去る2月10日に開催しましたAXIS落語会「柳家花緑独演会」の第2回、お越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。「音」をテーマに繰り広げた今回、花緑さんの最初の演目は「時そば」。「一（ひい）、二（ふう）、三（みい）、四（よう）、五（いつ）、六（むう）、七（なな）、八（やあ）、今何時でい！」で知られる滑稽話の1つ。花緑さんのそばをすする姿の描写が絶品でした。話は知っていても、実際に落語で見るのは初めてというお客様も多く、「そばが見えた」という方も（笑）。

ゲストは尺八演奏家の藤原道山さん。会場中央の通路を「アメージンググレース」を吹きながら登場です。お互い伝統芸能を現代に伝える者同士のトークでは、おふたりの人柄もあり、会場は笑いに包まれました。トーク後は道山さんが、高座に正座してオリジナル曲「空」を演奏。初めて聴く人には、「想像を超える音域と音色」でした。

中入り後は、花緑さんによる「三軒長屋」。登場人物が多く、上下の二席に分けることもあるくらい長く、とてもエネルギーを必要とする噺を演じ切っていただきました。

第2回も無事終えることができました。ご来場いただた皆様、花緑さん、道山さん、手ぬぐいとチラシをデザインして下さった佐藤 卓さん、さらに関係者の方々、誠にありがとうございました！

AXIS落語会「柳家花緑独演会」第3回は5月10日（火）の予定です。詳細は近日このjikuにてお知らせます。お楽しみに。