1985年、J.C.オリビエのドライビングによって第7回パリ・ダカール・ラリーで惜しくも2位になったヤマハのマシンは、市販車XT600Zテネレに若干の改造を施したものであった。第1回からこのラリーに積極的に参加を重ねてきたヤマハ・フランスのインポーター、ソノートヤマハからのエントリーによるものである。車体の基本的なベースは日本で作り、艤装は実践を通じて得た豊富なノウハウを持つソノートヤマハが担当。バックスキン製のシート、テールエンドの水タンク、コースの要所をメモとして書き込んだ回転ドラム、フランスのエスプリを感じさせるゴロワーズカラーのグラフィックなど、すべてソノートヤマハのアイデアによるものである。(展覧会解説より)

「1/9の小宇宙」歴史的名車をスクラッチモデルでつくる
高梨廣孝 スクラッチモデル作品展
2011年2月4日（金）～17日（木）11:00～19:00
AXIS［シンポジア］にて
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