全盛を誇ったモーターサイクルの故郷、英国。第2次世界大戦が終了してレースが再開されると、AJSは、マット・ライトやヴィンセントの設計で名高いフィル・アーヴィング、ノートン・マンクスの開発で知られるジョー・クレイグなど英国を代表する頭脳を注ぎ込んでE-95を開発する。一方、敗戦国のイタリア、ドイツ、日本は不屈の精神のもとに、先進的なマシンを次々と開発する。奇しくも、モーターサイクルの勢力図をかけて、旧連合と敗戦国の一騎打ちが展開されることとなる。大戦を境にして、英国は急速にフェイドアウトして行く。ノートン・チャレンジャーと並び究極のマシンと謳われたポーキュパインも、E-95を最後にその歴史を閉じる。(展覧会解説より)
「1/9の小宇宙」歴史的名車をスクラッチモデルでつくる
高梨廣孝 スクラッチモデル作品展
2011年2月4日(金)~17日(木)11:00~19:00
AXIS[シンポジア]にて
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