無敵を誇ったノートン・マンクスに代わってGPレースに台頭してきたマシンがマチレスG50である。単気筒350cc、AJS 7Rのエンジンのボアを500ccに拡げたエンジンを搭載したG50は1958年に登場した。当時のGPレーサーの主流は単気筒からマルチシリンダーへと移行しつつある時代ではあったが、時代遅れの4ストローク単気筒レーサーながら常に上位入賞を果たしていた。単気筒OHCというシンプルなメカニズムはメンテナンスが容易であり、プライベートチームにとって最も扱いやすいマシンであった。グラマラスな曲線で構成されたヒューエルタンク、ゴールドに塗装されたカムチェーンカバーが美しい。(展覧会解説より)
「1/9の小宇宙」歴史的名車をスクラッチモデルでつくる
高梨廣孝 スクラッチモデル作品展
2011年2月4日(金)~17日(木)11:00~19:00
AXIS[シンポジア]にて
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