JAP 988cc空冷Vツインを搭載したブラフ・シューペリア SS100は、1924年に登場した。購入者には、100マイルの最高速を約束した「保証書」が添付された。その高性能故にバイクのロールスロイスと賞賛され、スピード記録の更新や数々のトライアルに優勝するなど、名声を欲しいままにした。アラビアのロレンスとして知られるイギリスの考古学者T.E. ロレンスは、モデルチェンジの度に7台のブラフを乗り継ぎ、12年間に48万キロも走ったと言われている。1935年、英国空軍を退職して間もなく、時速40キロでSS100をドライブ中に事故を起こし、謎の死を遂げた。映画「アラビアのロレンス」は、事故の冒頭シーンから始まる。(展覧会解説より)
▲ パーツの一部
「1/9の小宇宙」歴史的名車をスクラッチモデルでつくる
高梨廣孝 スクラッチモデル作品展
2011年2月4日(金)~17日(木)11:00~19:00
AXIS[シンポジア]にて
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