歴史に名高いマン島のTTレースは、1907年に始まった。輝ける第1回TTレースの優勝車はノートンであった。その後のノートンは、世界選手権は常にその手中にあった。しかし、1940年の後半に入ると各社のマシンは飛躍的に向上し、ヴェロセット、AJSの前に苦戦を強いられるようになった。1950年、ノートンは苦境を打開するために、剛性を強くしたダブルクレードルフレームにDOHCのエンジンを搭載したMANX 30Mを投入する。これによって、ノートンは俄然速くなる。1961年、マイク・ヘイルウッドはMANX 30Mをドライブして、TTレースにおいて単気筒マシーンによる待望の優勝を成し遂げる。実に、平均ラップ161.9km/hの大記録であった。(展覧会解説より)
▲ ノートンのデカール
「1/9の小宇宙」歴史的名車をスクラッチモデルでつくる
高梨廣孝 スクラッチモデル作品展
2011年2月4日(金)〜17日(木)11:00〜19:00
AXIS[シンポジア]にて
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