NER-A-CAR(ネラカー)というネーミングは、これをデザインしたCarl A.Neracher の名前と外観の特長から来ている。フレームは、2 本のプレススチール・サイドメンバーで構成され、その間にエンジンとギアボックスを配置するというユニークな構成である。フロントフェンダーは固定されており、ホイールが左右に動いてもぶつからないように幅広になっている。フロントホイールは、ループ状のアームで支持され、中央部でピボットされている。車輪が2つしか無いことを除けば、極めて4輪に近い構成である。低重心のため操縦しやすく、幅広のフェンダーとオープンフレームが幸いしてスカートなど衣類の汚れや格好を気にせず乗れるため、女性にも大いに受けた。現在のスクーターを彷彿とさせる存在であった。(展覧会解説より)
▲ 仮組みされたネラカー
▲ 特長あるパワーユニット
▲ 自作したパーツの一部
「1/9の小宇宙」歴史的名車をスクラッチモデルでつくる
高梨廣孝 スクラッチモデル作品展
2011年2月4日(金)〜17日(木)11:00〜19:00
AXIS[シンポジア]にて
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