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2010.12.30 17:49
『キャラクター文化入門』
暮沢剛巳 著(NTT出版 1,890円)
個々のキャラクターの歴史的系譜や人気の背景などを分析しつつ、キャラクターとは何かを問いかける”キャラクター文化論”。現代の日本では、文化としても、ビジネスとしても、キャラクターへの関心は高い。オタク文化が一般に浸透するとともに、銀行や地方自治体までもが顧客層の開拓にキャラクターを採用している。こうしたキャラクターの多様な広がりについて、文化・ビジネス・メディアを切り口に、過去から現代までのキャラクターの受容を明らかにしていく。226ページ、四六判。
以下、目次より
第1章 キャラクターとは何か
リアリズムの系譜
データベース
としてのキャラクター
「キャラ」と「キャラクター」
萌え四コマ
村上隆
現代美術へ導入された客ター
カオス*ラウンジの周辺
第2章 キミとセカイとの戦いでは、セカイを支援せよ!
セカイ系
とは何か
セカイ系と「親密圏」
新世紀エヴァンゲリオン
麻枝准
コードギアス
涼宮ハルヒの憂鬱
第3章 インターフェースとしてのキャラクター
ヤンキー文化とは何か
ヤンキーマンガを概観する
痛車
パチンコ
第4章 現在のキャラクターたち
聖地巡礼
最萌トーナメント
こんな可愛い子が女の子のはずがない
ラブプラス
おわりに
コンテンツ政策としてのメディア芸術祭
キャラクターとコミュニケーション