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暮沢剛巳 著『キャラクター文化入門』

『キャラクター文化入門』
暮沢剛巳 著(NTT出版 1,890円)

個々のキャラクターの歴史的系譜や人気の背景などを分析しつつ、キャラクターとは何かを問いかける”キャラクター文化論”。現代の日本では、文化としても、ビジネスとしても、キャラクターへの関心は高い。オタク文化が一般に浸透するとともに、銀行や地方自治体までもが顧客層の開拓にキャラクターを採用している。 こうしたキャラクターの多様な広がりについて、文化・ビジネス・メディアを切り口に、過去から現代までのキャラクターの受容を明らかにしていく。226ページ、四六判。

以下、目次より

第1章 キャラクターとは何か
  
リアリズムの系譜
  
データベース
 としてのキャラクター 
「キャラ」と「キャラクター」
萌え四コマ
  
村上隆
  現代美術へ導入された客ター
カオス*ラウンジの周辺

第2章 キミとセカイとの戦いでは、セカイを支援せよ!
セカイ系
 とは何か
セカイ系と「親密圏」
新世紀エヴァンゲリオン
  
麻枝准
  
コードギアス
  
涼宮ハルヒの憂鬱


第3章 インターフェースとしてのキャラクター
ヤンキー文化とは何か
ヤンキーマンガを概観する
痛車

パチンコ


第4章 現在のキャラクターたち
聖地巡礼
  
最萌トーナメント
  
こんな可愛い子が女の子のはずがない
ラブプラス

おわりに
コンテンツ政策としてのメディア芸術祭
キャラクターとコミュニケーション