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ザハ・ハディッド、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト著『ザハ・ハディッドは語る』

『ザハ・ハディッドは語る』
ザハ・ハディッド、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト 著/瀧口範子 訳(筑摩書房 1,890円)

今や世界で最も注目されている建築家のひとりとして、ここ数年の不況もどこ吹く風と、新作を発表し続けている、ザハ・ハディッド。本書ではキュレーター、ハンス・ウルリッヒ・オブリストのインタビューに応じて、彼女が自らの作品、そして自分自身について縦横に語り尽くす。成功前の不遇な時代、イラク人であること、女性であること、美術館という器、四角い箱の否定、ペーパー・アーキテクチャー……。なかでも特に注目すべきは、彼女の恩師でもあるレム・コールハースを迎えての対話である。

以下、目次より。
1 美術館の可能性
2 展覧会をデザインする
3 BMWライプツィッヒ工場を語る
4 社会的複合性とは何か
5 レム・コールハースを迎えてのマラソン・インタビュー―ロンドンでロンドンを語る
6 レム・コールハースを迎えてのマラソン・インタビュー後のインタビュー―ザハ・ハディッドが語るザハ・ハディッド
7 中東でのプロジェクトを語る