「LIVING & DESIGN」の見所の1つ「OSAKA STYLING EXPO 2010」の魅力

▲「OSAKA STYLING EXPO 2010 Holonicpath」のブースイメージ。

29日より大阪で開催される今年の「LIVING & DESIGN」は、約200平方mの会場に、海外9カ国50社を含めた177社の出展が決まっています。そのなかの1つとしてエントリーしているのが、初出展となる「OSAKA STYLING EXPO 2010」です。

プロダクトデザイナーのムラタ・チアキ氏がスタイリングエディターを務めるブースは、ものづくりの集積地である大阪から、新たなライフスタイルの提案を内外に向けて行うことを目的とする大阪市主導の新規事業に関連した展示です。ムラタ氏は、リビング部門のエディターとして、地元のデザイナーの協力を得ながら、デザインを核とした新たなムーブメントの発信を展開します。

ブースのテーマは、全体と個の調和を意味する“Holonicpath(ホロニックパス)”。大阪を起点に、関西圏へと広がる個性に富んだ創造の枝葉を、強固な1つのエネルギーとして束ね、全体が醸し出すデザイン力や潜在スキルの高さをアピールすることを狙います。

ムラタさんは言います。「これほど小さなエリアながら、世界に影響を与えている地域も希です。世界的に有名な米国のシリコンバレーや中国・広州のパールリバーデルタのように、産業集積のイメージをネーミング化し、ランドマーク化することによって、全体の知名度を上げていく今回のような試みも「デザイン」の技だと考えられます」

▲「OSAKA STYLING EXPO 2010 Holonicpath」参加メンバー一覧。大阪を代表する“スゴミ”のあるクリエイターばかりです。

幅3m×長さ24m×高さ3mからなる、会場でもひときわ目を引く巨大なブースをくぐり抜ければ、明日の大阪、そして関西を変え得るクリエイティブなエネルギーを存分に体感することになるはずです。安積 伸(a studio)、川崎和男(オーザックデザイン)、柳原照弘(アイソレーションユニット)、平沼孝啓(平沼孝啓建築研究所)、三木 健(三木健デザイン事務所)ら蒼々たる顔ぶれのクリエイションが一同に介した「OSAKA STYLING EXPO 2010」は、内容・密度という点からも必見のブースとなることは間違いないでしょう。

LIVING & DESIGN これからの住空間要素展 すまいのリノベーション TOTAL INTERIOR
会期:2010年9月29日(水)~10月2日(土)※会期中無休
時間:10:00~18:00(一般公開日にあたる最終日のみ17:00まで)
会場国際見本市会場 インテックス大阪2号館(大阪市住之江区南港北1-5-102)
主催社団法人 大阪国際見本市委員会
入場料:1,000円(招待状持参者、事前登録者は無料)