住空間の国際見本市「LIVING & DESIGN」
会期は9月29日(水)から10月2日(土)まで

昨年スタートし、今年2回目を迎える国際見本市「LIVING & DESIGN すまいのリノベーション TOTAL INTERIOR」が、29日より4日間にわたりインテックス大阪で開催されます。

住空間を軸に、多彩なアイテムや事例を紹介する同見本市は、ビジネスの新しい可能性を広げる貴重な機会として、昨年の開催時に大きな反響を呼びました。そうした声を反映してか、今年は規模をさらに拡大。加えて、一般消費者に対する住空間への関心をさらに刺激したいという名目で、最終日をエンドユーザーに解放するなど、新たな試みも展開されます。

出展メーカーや団体による商品展示に止まらず、クリエイターの自由の発想を大胆に取り込み、斬新なリノベーションのアイデアが多数散見できるのも「LIVING & DESIGN」の特徴です。企画・運営にも参画する間宮吉彦氏が手がける「コンセプトハウス」を筆頭に、長岡 勉氏(デザイナー、Point)や大江泰輔氏(建築家、マニエラ建築事務所)ら6名のクリエイターがそれぞれのテーマと向き合い、練り上げたプランを提案する「リノーベーションハウス」など、住空間の質を高めようとするアイデアの競演に、感性を刺激されることは間違いないでしょう。

▲昨年に引き続き、全国より気鋭の木工職人の作品を紹介する「全国の木工作家達」も開催。こちらは、その展示イメージ。

また、この国が直面している高齢化問題にも踏む込み、住空間産業とケア産業をつなげる取り組みとして、「心地よさを作る『ケア×デザイン』展」といった特別展示も催されます。福祉や医療の空間においても、住空間同様にデザインの質が問われはじめている状況下において、安心・安全に加えて、楽しく豊かなケアライフの実現を目指して考案された先例が多数紹介される予定です。

▲神戸芸術工科大学客員教授でもある渡辺篤史氏(写真左)と喜多俊之氏との対談は、10月2日(土)の11:00〜12:30まで。こちらの受講には、別途入場料 ¥1,000が必要となります。

会期中は、こうした新しい住環境に向けた提言や視点を織り交ぜたセミナーや講演も連日行われ、見所の1つとなっています。最終日には、総合プロデューサーを務める喜多俊之氏と、「建もの探訪」でお馴染みの俳優、渡辺篤史氏とが「すてきな暮らしを実現する住まい」をテーマに語り合う特別対談も行われます。市内中心部の中之島バンクスで展開されるサテライトイベントとも連動し、大阪の街を住空間とデザインで彩る「LIVING & DESIGN」は、今年も間違いなく見逃せないイベントになることでしょう。なお、HPより事前登録を行うと1,000円の入場料が無料となるので、こちらもお忘れなく!

LIVING & DESIGN これからの住空間要素展 すまいのリノベーション TOTAL INTERIOR
会期:2010年9月29日(水)~10月2日(土)※会期中無休
時間:10:00~18:00(一般公開日にあたる最終日のみ17:00まで)
会場:国際見本市会場 インテックス大阪2号館(大阪市住之江区南港北1-5-102)
主催社団法人 大阪国際見本市委員会
入場料:1,000円(招待状持参者、事前登録者は無料)