気鋭建築家 デイヴィッド・アジャイ
日本で初の個展が東京・港区でスタート

今世界で最も注目を集めている気鋭建築家のひとり、デイヴィッド・アジャイ。彼の日本での初の個展が東京・港区のギャラリー・間でスタートしました。9月18日まで。今回は「光と都市」をテーマに進行中の巨大プロジェクト「モスクワ経営管理大学院 SKOLKOVO」を含む代表作9作品を模型と写真。ドローイングで紹介。

アフリカで生まれ育ち、ロンドンでアートと建築を学び、かつて日本にも滞在したことのあるアジャイ。「日本を訪れたのをきっかけに、祖国アフリカとその光にまつわる記憶が甦った」とも語るように、素材と光を立体的に操りながら独創的な建築をつくり続けるアジャイの現在の到達点が展示されています。展覧会詳細はこちら

▲「モスクワ経営管理大学院 SKOLKOVO」の模型

展覧会に合わせて、日本初の作品集も出版されました、自らの事務所を立ち上げてから15年間にわたって世界各地でつくり上げた住宅、公共建築、インスターレションなど27作品を紹介。あえて写真をモノクロにしたのは、「光と影の印象を強調することで、自らの作品において光がいかに重要な役割を果たしているかを感じてほしかったから」。A5判、ソフトカバー、304ページ。

『デイヴィッド・アジャイ アウトプット』
デイヴィッド・アジャイ 著(TOTO出版 2,520円)

そして、AXIS 147号(9月1日発売)の表紙では、そのデイヴィッド・アジャイ氏にご登場いただきます。下の写真はスタジオでの撮影の模様。「何かポーズを」というカメラマンの筒井さんのオーダーに、照れながら応じる、ともてナイスガイな彼でした。写真は「いったい何の雑誌?」というほどのカッコいいでき。ご期待下さい。