フィンランドデザインの振興イベント
「HIRAMEKI Design × Finland」が開催

10月末から11月頭にかけて東京で開催される秋のデザインイベント。その1つとなるフィンランドのデザイン展の概要が早くも7月6日に発表された。

タイトルは「HIRAMEKI Design × Finland」。23の企業、9つのデザイン事務所、32組のデザイナー、計64社が参加するもので、フィンランドのデザイン振興イベントとしてはこれまでにない大規模なものとなる。また、展示会場は、リビングデザインセンターOZONE(東京・新宿)の1階、3階、7階の7つのスペース約1,000㎡に及び、OZONEとしても従来にない大掛かりな展示だ。

気になる内容だが、デザイナーのイルッカ・スッパネンとハッリ・コスキネンのふたりがキュレーションと会場構成を手がけるという。フィンランドを代表するデザイナーの名前がここ10年近く変わらないのはどこか寂しい気もするが、参加64社は、これまであまり日本で知られていない新鮮な顔ぶれという印象だ。

また、フィランドデザインと言えば、木製家具やカラフルなテキスタイルを想起する人が多いと思うが、風力発電機やフォークリフトなどのメーカー、コンセプトカーを発表するデザイン事務所、火災報知器や省エネ照明を展示するデザイナーなど、商品が多岐にわたるとともに、時代の求めるデザインが多数盛り込まれているのが特徴だ。もちろんファッションやテキスタイル、ジュエリー、家具なども含まれており、さまざまな人の関心に応える内容と言えるのではないだろうか。


「HIRAMEKI Design × Finland」

会期 10月29日(金)〜11月7日(日)

会場 リビングデザインセンターOZONE(東京・新宿)

主催 デザインフォーラムフィンランド

協力 リビングデザインセンターOZONE
   フィンランドセンター