REPORT | 講演会・ワークショップ
2010.03.17 14:31
ウィルクハーン・ジャパンの一室をお借りして、「もちと干しいものトラメジーノ焼き」を制作中の図。
少し遅くなりましたが、AXISモバイル・トークセッション 2「佐藤 卓と『ほしいも学校』で、干し芋を食べながらアイデアを考える会」で披露したアクシススタッフによる「干し芋レシピ」の紹介です。試行錯誤を繰り返すなかで、オフィスでは、いろいろと“チャレンジャーな”レシピが出現したのですが、当日はそれらのなかから「これは!」というものをお披露目。
まずは、「干し芋チョコレート」(下の写真左)と「干し芋のキャラメルかりんとう風」(同右)。
下ごしらえとして両方とも、つまみやすくするため棒状にカット。干し芋のべたつきをなくすために、フライパンで空焼きしておきます。
次にチョコレートですが、今回はチョコレートとホワイトチョコレートの2種類を用意。チョコレートを湯煎にかけて溶かし、干し芋にコーティング。「簡単です! おすすめはやっぱりホワイトチョコレート」(作者談)。
キャラメルかりんとう風は、まずキャラメルソースをつくります。グラニュー糖45g、バター20g、水大さじ1を鍋に入れて弱火で溶かします。鍋底を焦げつかせないようにかき混ぜながら、全体がほんのりきつね色になるまで沸騰させます。牛乳大さじ3を加えてよく混ぜ、火を止めます。ボウルに干し芋を入れておき、キャラメルソースをかけ、干し芋全体にからませてからクッキングシートの上に広げて冷ませば完成。
続いてこれは「干し芋の生ハム巻きバルサミコソースがけ」。
その名のとおり、干し芋を適当な大きさにして巻き、生ハムでくるんだ上からバルサミコソースをかけたもの。
続いてこれは「干し芋パンケーキ」。
ホットケーキミックスに全卵、牛乳、生クリーム、砂糖、コアントローに浸けた干し芋を加え、ホットプレートで焼く。材料はすべて目分量。「当日は1時間ぐらいしかコアントローに浸けなかったが、もう少し長時間置いたほうが香りが移りそう」(作者談)。
もう1つ類似品として「干し芋入り軽食用パンケーキ」もつくりました。これはホットケーキミックスに全卵、牛乳、生クリーム、塩、角切りにした干し芋、ハム、チーズを加えて焼く。「ハムとチーズを干し芋より小さくカットすることで、干し芋の存在感を出したつもりでしたが、食べてみるとハムの一人勝ちだったかもしれません」(作者談)。
最後は「もちと干しいものトラメジーノ焼き」。
もちと干し芋を1枚ずつ重ねて、トラメジーノで3〜4分 中火で両面を焼き、蜂蜜をかけていただきます。「焦げ付き防止に乾き気味の干しいもを選ぶといいです。干しいもの香りを引き立たせる調味料を探してみて下さい。もっと美味しくなると思います」(作者談)。
レシピは以上ですが、当日は参加者の方々からもいろいろな意見をいただきました。干し芋を食べながら、出るわ出るわアイデアが……(笑)。例えば下の写真はデザイナーの片山典子さんが即興で描いて下さったアイデアの数々。
干し芋料理を食べて、飲んで、喋っているだけではなく、干し芋に関するアイデアを考えたり、意見を言うなかから、また違った干し芋とは別のアイデアへと派生したり……。干し芋を媒介に多様なインスピレーションを受ける、本当に心地よい不思議な空間が展開されました。プレゼンテーションでの佐藤さんの「目的がないと動かないのは深刻な現代病」という言葉が今さらながら響きます。
改めまして、佐藤 卓さん、ウィクハーン・ジャパンの皆さん、当日ご参加いただいた皆さん、そしてひたちなか市のほしいも学校の皆さん、誠にありがとうございました。 AXISでは、これからも干し芋を追求し続けます!