ヨーロッパ屈指の叙情派ソプラニスト、イェルク・ヴァシンスキー氏

Photos by Hanae Komachi

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AXIS144号(3月1日発売)の「オピニオン」に登場いただくのは、ドイツのソプラニスト、イェルク・ヴァシンスキー氏。ファルセット発声法を極め、男性には不可能と思われる最高音域の歌声を操る、ヨーロッパ屈指のソプラニストです。

今回はニュルンベルク・ゲルマン国立博物館のスタジオでのCD録音のリハーサルにお邪魔しました。歌っているのはれっきとした大人の男、しかし、その声は女性の声に限りなく近く……けれども、どこかが違う性別不明の捉えがたい声……。

ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学創立以来初めての男性ソプラノ学生としてテクニックを磨き、熟成されてきた、その声の秘密、そしてリハーサルでの不思議な動きについてなど……。その表現にかける姿勢はまさに孤高のクリエイターです。

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AXIS144号は3月1日発売です。