NEWS | AXISギャラリー
2010.02.06 17:05
今年も東京・六本木のAXISギャラリーでは、卒業制作展・学外展が催されるシーズンとなりました。学生たちが前日に設営する様子にも、毎年熱が入ります。
2010年度に展覧会を催すのは、全部で8校。プロダクトやグラフィックデザインのほか、テキスタイル、情報デザイン、ロボット、音楽、映像作品など、さまざまな作品展示とデモンストレーションが行われます。学生たちのエネルギーに溢れた学びの集大成を、ぜひ会場でご覧ください。
会場/AXISビル 4F「AXISギャラリー」
住所/東京都港区六本木5-17-1 AXISビル B1F(地図)
入場料/無料
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 テキスタイル専攻 卒業制作展
2月6日(土)~10日(水)11:00~19:00(最終日は16:00まで)
テキスタイル専攻の4年生計34名の手による、個性的な作品が一堂に揃います。繊維という素材を研究し、テキスタイルアートからインテリアファブリックまで、染めや織りなどの技術を使ったさまざまな表現を試みています。
明星大学プロダクトデザインコース・ビジュアルデザインコース
卒業制作展
2月25日(木)13:00~20:00、26日(金)10:00~18:00
両コース合同による卒業制作展。プロダクトコースは、照明、アフォーダンスのリサーチ、バイク関連プロダクト、カメラの新しい提案など。ビジュアルデザインコースは、仮想企業のCIデザイン、絵本、映像制作、キャラクターデザインなどをテーマに展開します。
首都大学東京 システムデザイン学部
インダストリアルアートコース「プロダクトデザインコア 卒業制作展」
3月1日(月)~3日(水)11:00~19:00(最終日は17:00まで)
インダストリアルアートコースは、同大に2006年に新設された学科です。プロダクトコア・メディアアートコア・システムデザインコアの3つのコアで構成され、今春に第1期生が卒業します。本展ではプロダクトデザインコアのリビングデザイン、スペースデザイン、トランスポーテーションデザイン、イクイップメントデザイン、人間工学の5つのスタジオによる卒業制作を出展します。空間作品、自動車デザイン、新しいプロセスによるプロダクト提案、人間工学など幅広くプロダクト提案を展開した学生作品です。
第5回 多摩美術大学 情報デザインコース作品展
できごとのかたち2010 informa desegno
3月6日(土)、7日(日)11:00~19:00
コンピュータと同じように、さまざまなものはハードウェアとソフトウェアの両面から考えることができます。例えば椅子をデザインするときに、かたちや素材といったハードからだけではなく、ソフトの側からもアプローチしてみると、座るという「できごと」をデザインするという発想が生まれます。同コースでは、新しい「できごとのかたち」を創り出すため、情報の伝え方、受け取り方、そして相互のやりとりを研究し、実験や制作を続けています。本展は、在学生の今年度の成果を展示するに止まらず、展覧会という「できごと」もデザインした、多様で豊かな情報デザインの息吹を感じる展覧会です。
http://www.idd.tamabi.ac.jp/design/
大塚テキスタイルデザイン専門学校 卒業制作展
3月11日(木)~13日(土)10:00~20:00(最終日は18:00まで)
テキスタイルデザインの本格教育を行う専門学校として半世紀近くの歴史を持つ同校のテキスタイルデザイン科、II部プリンティングデザイン科、II部ウィービングデザイン科の学生による卒業制作展。無限に広がるテキスタイルの世界に踏み出すために必要な、繊維材料や染色についての化学的な知識、色彩やデザインのセンス、染め・織り・編みの技法などを学んだ同校学生の作品が展示されます。
XD eXhibition 10
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 エクス・デザイン展 2010
3月14日(日)~16日(火)11:00~19:00(初日は13:00から)
慶應義塾大学エクス・デザイン(XD)の第2回展示会。XDは湘南藤沢キャンパス(SFC)で2008年に始動した新しいデザインプログラムです。未来のものづくり拠点形成のコンセプトを掲げて2年が経ち、大学院生と学部生を社会に送り出すフェーズに入りました。本展では大学院修士課程の修了研究を中心として、インタフェース、ロボット、音楽、映像、プロダクトなど多様な分野にわたる十数点の作品展示と技術デモを行います。会期中、山中俊治、坂井直樹らをはじめ本プログラムに関わる教員によるセッションも予定しています。
http://xd.sfc.keio.ac.jp
静岡文化芸術大学 デザイン学部 生産造形学科 7期生卒業制作展
3月20日(土)~22日(月)10:00~20:00(最終日は16:00まで)
より多くの人に作品を鑑賞、評価してもらうことを目的に発表の場を浜松から東京に移し、卒業制作展を開催します。今年で6回目の本展は、4年間多岐にわたるデザインを学んできた生産造形学科4年生、有志21名が家具、家電、移動機器、社会とデザインなど、幅広い分野の作品を展示します。学生ならではの自由な作品をご覧ください。
kansei x tsukuba x design 2
5つの軸の融合世界:[感性科学とデザイン]×[横断型デザイン]×[Life-long デザイン]×[教育と産業]×[アジアから世界へ]
3月27日(土)~30日(火)11:00~19:00(最終日は16:00まで)
筑波大学は感性の研究とデザインが融合する教育研究拠点です。そこには、感性科学とデザイン、情報からプロダクトそして建築環境、ユニバーサル思想、芸術・科学・工学・企業の融合、日本から世界への発信という、まさにデザインが扱うべき課題への試みが蓄積されています。感性はデザインの品質の1つとして、理論の探求と事例への応用が待たれている分野です。本展ではデザインの成果に加えて、感性研究への取り組みも紹介し、感性+デザインの多様で横断的な世界を紹介します。3月27日(土)18時からはギャラリートークを行います。
http://www.kansei.tsukuba.ac.jp/~design/
次回は武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 テキスタイル専攻の作品レポートをお届けします。