かみの道具 3
「トクショクシコウ展」がまもなく開催!
(前編)

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1月29日(金)から、AXISビルのリビング・モティーフ地下1階フロアにある、洋書やデザイン専門書を扱うインショップ「ビブリオファイル」を会場に、かみの道具 3「トクショクシコウ展」がいよいよスタートします。

かみの道具 3「トクショクシコウ展」
会期/2010年1月29日(金)~2月21日(日)11:00~19:00
会場/リビング・モティーフ B1F「ビブリオファイル」内
住所/東京都港区六本木5-17-1 AXISビル B1F(地図
お問い合わせ/リビング・モティーフ(Tel. 03-3587-2784)

タイトルの「かみの道具」とは、かみの工作所プロジェクトが手がけてきたシリーズ展の名前。化粧箱などの紙製品の印刷、打抜/貼加工を一貫製造する印刷紙器会社の福永紙工が他分野のデザイナーと手を組んで、一枚の四角い紙を加工してさまざまな紙製の道具をつくり出す試みです。

特色印刷の「赤」を使うのは、GAKUDESIGNの大友学さん。取り出した試作は何やら封筒のような形ですね。

▲特色印刷の「赤」を使うのは、GAKUDESIGNの大友学さん。取り出した試作は何やら封筒のような形ですね。

続いてトラフ建築設計事務所の鈴野浩一さん。担当は「緑」のはず。この後の展開に打ち合わせ中の一堂ピックリ!

▲続いてトラフ建築設計事務所の鈴野浩一さん。担当は「緑」のはず。この後の展開に打ち合わせ中の一堂ピックリ!

今回は6組のデザイナーに依頼し、各自がペーパープロダクトをデザインしました。テーマは、グラフィックやエディトリアルのデザイナー/アートディレクターには馴染みの深い「特色印刷」。新たに色をつくり出す特色を1色ずつ使用するのを条件にしています。

Bluemarkの菊地敦己さんは、もちろん(?)「青」を担当。ブルーとシルバーが織りなす、市松模様の製品とは。

▲Bluemarkの菊地敦己さんは、もちろん(?)「青」を担当。ブルーとシルバーが織りなす、市松模様の製品とは。

デザインユニット、NIIMI Design Officeの新見祐紀さんと新見拓也さん。挑戦するのは「白」の特色印刷です。

▲デザインユニット、NIIMI Design Officeの新見祐紀さんと新見拓也さん。挑戦するのは「白」の特色印刷です。

本展では、特色印刷を生かした新プロダクトの発表とテスト販売、またこれまでに商品化されたプロダクトの販売が行われます。3カ月以上前から構想と試作を重ね、月に1度は全体ミーティングを開催してきたメンバーたち。彼らのアイデアがどんな形になるのか、とても楽しみですね!

家具デザイナーの藤森泰司さんは「茶」を担当。木材ではなく、紙製品の茶色はどんな表現になるのでしょう?

▲家具デザイナーの藤森泰司さんは「茶」を担当。木材ではなく、紙製品の茶色はどんな表現になるのでしょう?

最後は、mitsuboshi designの三星安澄さん。手にするのは「銀」の特色が施された玩具のような試作品です。

▲最後は、mitsuboshi designの三星安澄さん。手にするのは「銀」の特色が施された玩具のような試作品です。

次回の記事では、東京・立川市にある福永紙工さんの工場にお邪魔して、トラフ建築設計事務所と熟練の職人とのやり取りから、本展のプロトタイプが生まれていく様子をお伝えします。

本展の企画を担当するのは、萩原 修さんです。

▲本展の企画を担当するのは、萩原 修さんです。

いつもエネルギッシュな、福永紙工の山田明良さん!

▲いつもエネルギッシュな、福永紙工の山田明良さん!

出展者/大友 学、トラフ建築設計事務所、菊地敦己、NIIMI、藤森泰司、三星安澄
主催/かみの工作所、福永紙工
共催/リビング・モティーフ
企画/萩原 修
マネージメント/山田明良
会場構成/トラフ建築設計事務所+藤森泰司アトリエ
グラフィックデザイン/三星安澄

本展の関連イベント
会期中には、出展作家によるトークイベントをAXISビル4階のAXISギャラリー で行う予定です。詳細が決まり次第、ご案内いたします。