NEWS | テクノロジー
2009.09.16 21:48
慶應義塾大学の「ユビキタス・コンテンツ製作支援システムの研究」グループによる「ユビキタスコンテンツショーケース 2009」が、明日17日(木)19時まで、東京・目黒区で開催中です。
科学技術振興機構・戦略的創造研究推進事業(CREST)の支援のもと、稲蔭正彦教授(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)が代表となって開始された研究プロジェクト。その5年間の成果を、16の作品として展示しています。AXIS 123号と130号の特集「21世紀のID」に掲載された作品の実物や、発展形なども見られるチャンスです!
ユビキタスコンテンツショーケース2009
〜生活に溶け込むコンテンツデザイン展〜
日時:9月15日(火)〜17日(木)12:00〜19:00
会場:JASMAC YAKUMO
住所:東京都目黒区八雲5-1-3
Tel: 03-3746-3399(JASMAC WEDDING DESK)
東急東横線「都立大学」駅から、約20分おきにシャトルバスが運行
今回ユニークなのは、彼らが選んだ展示会場。住宅街の中に佇む、ハウスウェディングが挙げられる一軒の邸宅なのです。衣食住遊に即した近未来のサービスデザインは、具体的な生活シーンに置かれて始めてわかるもの、という考えが見て取れました。
既存の家電製品やデジタル機器と、インターネット上のサービスまでを容易に組み合わせられるのは、「xtel(エクステル)」と呼ぶユビキタスコンテンツ・プラットフォームのおかげ。この統合開発環境によって、展示作品に見られるように、個人レベルで新しいサービスを実現することができるのです。
会期中、トークセッションも連日開催しています。15日は、小川克彦教授(慶應義塾大学環境情報学部)と奥出直人教授(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)が、「ポストタンジブル・デザインセオリー」と題した講演を行いました。
写真は上から順に、「AMAGATANA」「KAGEO」「Plantr」「Plantio」「Dream Shower 2009」「PHOROL」「フリミフラズミ」「CaraClock」。作品どうしを連携させる試みなどもあり、興味深い内容となっています。