昨日、東京・神宮前にある「アウディ フォーラム東京」で行われた記者発表会に行ってきました。壇上に見えるのは、音楽家の坂本龍一さんとアウディ ジャパンのドミニク・ベッシュ社長です。

この日にアウディ ジャパンが発表したのは、坂本さんが10月7日からスタートする6カ国28公演の「Ryuichi Sakamoto Playing the Piano 2009 Europe」への協賛。ツアー中の移動に関わるCO2排出量として算出された30トンをオフセットします。音楽家の立場から環境問題に関わって来た坂本さんと、以前からカーボンオフセットプログラムを提供（8月26日時点で累計9,315台、約9,621トンをオフセット）してきた同社らしい試みです。

▲見事な黒田節を披露した曻地さんは、「しいのみ学園」の園長先生。現役の教育学博士です。中央の舘岡さんの琴の演奏に、坂本さんは「グルーヴ感がいいです！」と絶賛。

同時に発表されたのが、アウディ創立100周年記念「100歳の夢を叶える」というプロジェクト。100歳を迎えた舘岡寿美子さんと、103歳の曻地三郎さんの夢を叶えるお手伝いを、アウディがするというもの。おふたりの夢が叶った瞬間は、100歳の方の撮影をライフワークとする写真家の小野庄一さんが撮影。さて、その夢とは。その様子は、日本中の100歳の方々を収めた下記の写真展でご覧ください。

写真展「アウディ100周年 〜100歳の夢を叶える〜」
2009年 9月21日（月・敬老の日）〜9月29日（火）
10：00〜20：00（無休）
東京都渋谷区神宮前6-12-18
「アウディ フォーラム東京」2F にて（入場無料）
0120-598-106（アウディ コミュニケーション センター）

なお、同会場では、本プロジェクトに賛同する坂本さんの演奏による楽曲が、自動演奏ピアノで流されるとのことです。これも楽しみですね。

▲2Fフロアでは現在「COME CLOSER LIFE」展を開催中。手前に見える子供用「アウトウニオン タイプC ペダルカー」（販売価格 2,257,500円）は往年のレースカーを素材まで忠実に再現した100周年記念モデル。

一方、現在開催中の展覧会も見逃せません！ 9月13日（日）まで開催されているのは、世界的に活躍するドイツ人アーティスト、ヨルグ・ゲイスマールさんの展覧会。日常のクルマの中で起きているさまざまな出来事や、感情のうねりを表現した作品が並びます。

▲自作の解説をするゲイスマールさん。手前のドローイングはコンピュータで描いた後に写真としてプリントしたもの。ネオンのような、懐かしい未来像を感じさせます。他にも映像など多彩な作風の作品を展示。

素敵なストーリーも文章として添えられている本展は、ゆっくりとドライブするように楽しみたいです。こちらも入場は無料。吹き抜ける風も心地いいこの季節、原宿・表参道エリアを散策がてら気軽に立ち寄られてはいかがでしょうか？