ユニオン
「シャワー・オブ・ライト」(2006)

本体中央部の調光つまみを回転させることにより、ハロゲン球の発する光の強弱をコントロールすることができるフロアスタンド型照明器具。「ハンドルを回すことで水流の強弱をコントロールする」という水栓金具とその所作の関係を「電流の強弱をボリュームスイッチでコントロールする」調光器に置き換え、照明器具に組み込んだ。

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▲Photos by Makoto Fujii

これにより、従来に比べて光を繊細に調節できるだけでなく、見慣れたフロアスタンド型照明が「水を浴びるように光のシャワーを浴びる」というイメージを喚起する装置に転化されている。デザインは安積 伸が担当。(AXIS 123号 特集「21世紀のID」より)