「SUSアルミ共生建築Competition」作品募集中

 

応募提案においては、七日町通りに面するレンガ蔵(写真)と敷地内の3つの土蔵が対象となる。

アルミ製住宅・家具、建築構造材のメーカー、SUSが、「SUSアルミ共生建築Competition」の作品を募集中だ。作品提出締切は9月30日まで。

テーマは「アルミと“蔵”」。

歴史的建築物とアルミニウムとの「相利共生建築」の提案を募集している。相利共生とは、「異種の生物同士が行動的・生理的な結びつきを持ち、1カ所に生活し、相互に利益のある状態」のことをいう。例えば、ヤドカリとイソギンチャクや、アリとアブラムシなどの関係がそれ。

提案の対象は、会津若松市七日町通りに面する敷地と、そこに建つ“蔵”群。それらの蔵に対して、アルミ部材やアルミ構築物・建築物を付加することで、保存にも配慮しつつ、新しい機能・用途を提案し、周囲の環境やまちこおこしにも寄与するような提案を募集している。 

蔵という昔ながらの存在に、現代的な素材であるアルミを融合させることで、蔵だけでなく、街をも活性化させる、そんな斬新な提案に期待したい。

審査委員は北川原温(建築家・東京藝術大学教授)、渋川憲男(七日町通りまちなみ協議会会長)、飯嶋俊比古(建築家・飯嶋建築事務所代表)、石田保夫(SUS株式会社代表取締役社長)の4名。

 詳細はSUSアルミ共生建築Competition」のホームページまで。