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2009.06.09 17:07
本作の監督であるゲーリー・ハストウィット氏に、ニューヨークでインタビューを行いました。インタビュアーは、ニューヨーク在住の魚住早智子さんです。
近代におけるグラフィックデザインの歴史を、フォントという側面から考察した『Helvetica』の監督が放つ第二弾は、プロダクトデザインが抱える今日的課題や変遷を、つくり手の思想を通じてつまびらかにしようという意欲的な作品です。
すでに世界各国でスクリーニングが行われており、韓国での上映も決まっているとのこと。日本での公開が待ち遠しいという人も少なくないのでは。映画のいちばんの見所は、取材がほとんど叶わないアップルのデザインラボの様子が拝めるところでしょう。それを見るだけでも、一見の価値はあるかもしれません。
出演者のリストを見ると、そうそうたる名前が並びます。幣誌のカバーを飾っているデザイナーも少なくありません。
ビル・モグリッジ AXIS vol.76
ジョナサン・アイブ AXIS vol.79
カリム・ラシッド AXIS vol.95
深澤直人 AXIS vol.96
マーク・ニューソン AXIS vol.89
クリストファー・バングル AXIS vol.107
ヘラ・ヨンゲリウス AXIS vol.127 など……
ハストウィット監督は自作について、「デザインとそのプロセスを知ることで、消費やサスティナビリティーについて思いを巡らすきっかけになってほしいと」語っています。インタビューの詳細はAXIS140号に掲載しますので、是非ともご期待ください。