TOKYO 2020 OLYMPICS

特集

TOKYO 2020 OLYMPICS

日本のデザイン史において大きな足跡を残した1964年東京五輪。時代の転換期のシンボルとなった亀倉雄策のポスターをはじめ、メダルやピクトグラム、競技場などのデザインは、国民の心をひとつにする旗印となったと同時に、日本のデザインを世界にアピールする重要な契機になりました。
あれから約半世紀。再びやって来る2020年東京五輪・パラリンピックではどんなデザインが新たに生まれ、何を後世につないでいくのでしょう。スポーツの祭典であると同時に、文化の祭典でもあるビッグイベントに込められたデザインおよびクリエイターの想いから、東京五輪の見どころや時代を映す取り組みに迫ります。

Vol.2032019年12月28日 発売
定価:1,800円
表紙:表紙写真 藤井 保

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018

藤井 保が撮りおろした東京2020

国立競技場、聖火リレートーチ、メダルケース、スポーツピクトグラム、先導車

藤井 保が撮りおろした東京2020

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みんなで熱く議論した東京2020

建築、グラフィック、プロダクト、交通のあゆみ 2010–2020

 

建築、グラフィック、プロダクト、交通のあゆみ 2010–2020

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ナショナルイベントが問う、デザインとは何か 野老朝雄( 美術家)×吉見俊哉( 社会学者)

「東京2020大会では、1964年の二番煎じの思考から脱しなくてはいけない」と主張する吉見俊哉氏と、東京2020エンブレムのデザインを手がけた野老朝雄氏。国家規模や都市規模のナショナルイベントにおいて、デザイナーは何を考え、何を目指すべきなのか。東京五輪にとどまらず、未来に向けて語り合った。

ナショナルイベントが問う、デザインとは何か 野老朝雄( 美術家)×吉見俊哉( 社会学者)

036

東京2020にデザインで挑む

隈 研吾が携わった国立競技場は、“小さな木” のスタジアム

新国立競技場は3年の工期を終え、2019年11月30日の竣工と同時に、「国立競技場」としての第一歩を歩みはじめた。ここでは、いち早く内部を視察する機会を得て、その第一印象をレポートする。

隈 研吾が携わった国立競技場は、“小さな木” のスタジアム

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東京2020にデザインで挑む

復興への想いを桜に込めた、吉岡徳仁による聖火リレートーチ

2020年3月26日、福島県のJヴィレッジから、「Hope Lights Our Way/希望の道を、つなごう。」をテーマに、東京2020オリンピック聖火リレーがスタートする。聖火リレートーチを手がけたのはデザイナーの吉岡徳仁。桜のモチーフに込めた想いとは。「炎をデザインする」という試みに向かった約6年のプロセスをたどる。

復興への想いを桜に込めた、吉岡徳仁による聖火リレートーチ

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東京2020にデザインで挑む

日本の美学が凝縮した、吉田真也と山上木工によるメダルケース

これまであまりスポットライトが当たらなかった、メダルケースが注目を集めている。一見、シンプルなフォルムだが、デザイナーとつくり手が2020年東京五輪・パラリンピックのために最高のものを生み出そうと、妥協を許さず、徹底して細部までこだわり、日夜、格闘した。北海道網走郡津別町にある山上やまがみ木工の製作現場は、今、量産の真っ只中だ。

日本の美学が凝縮した、吉田真也と山上木工によるメダルケース

046

東京2020にデザインで挑む

ピクトグラムにもっと躍動感を! 廣村正彰に聞く、デザイン開発の現場

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、2019年3月にオリンピック、4月にパラリンピックのスポーツピクトグラムを、それぞれ発表した。デザイン開発のプロジェクトメンバーは10名前後。チームを牽引したグラフィックデザイナーの廣村正彰に、およそ2年間にわたるプロセスについて尋ねた。

ピクトグラムにもっと躍動感を! 廣村正彰に聞く、デザイン開発の現場

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東京2020にデザインで挑む

オリンピックというシーンの一瞬に、記憶に残る日本のクルマを

大会期間中1,000万人以上の動員数を見込むという2020年東京五輪・パラリンピックは、アスリートにとって最高の舞台だが、それをサポートするメーカーにとっても貴重な技術のお披露目の機会だ。聖火リレーやマラソン競技の先導車を務めるのが、トヨタのコンセプトカー「LQ」。その誕生までの歩みを車両開発責任者とチーフデザイナーのふたりに訊いた。

オリンピックというシーンの一瞬に、記憶に残る日本のクルマを

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音声、映像を超えて、感動や共感、興奮まで届けるテクノロジー

2020年、テクノロジーはどのようにスポーツ観戦を変えるだろうか。新技術が人々に届けるのは、映像や音声を超えた臨場感。高度化するデータ測定やデータ解析も、スタジアムさながらの体験の提供を後押しする。

音声、映像を超えて、感動や共感、興奮まで届けるテクノロジー

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持続可能性を見据えた東京2020のものづくり、ことづくり

2020年東京五輪・パラリンピックは、サスティナビリティ(持続可能性)をコンセプトとして大きく掲げる大会でもある。リサイクルによる参画プロジェクトも多数実施され、表彰式では、選手たちに贈られるメダルから着用ウェア、シューズ、さらには表彰台までもが資源を再活用したものになる。プロジェクトを推進する現場を取材した。

持続可能性を見据えた東京2020のものづくり、ことづくり

058

オリンピックが変える都市の姿

オリンピックという名前が古代都市オリンピアの名前から生まれたことからわかるように、オリンピックは新しい世界記録を生む競技大会というだけではなく、開催都市と大きな関わりをもって発展してきた。1964年のオリンピックが今の東京に与えたものは何だったのか、そして2020年の後、東京はどのような姿を変えていくのだろうか?

オリンピックが変える都市の姿

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クリエイターズ・オピニオン 東京2020への期待

三澤 遥、松山祥樹、廣川玉枝、清水淳子、濱田明日香、田向 潤、大原大次郎、狩野佑真、後藤映則、髙濱史子

クリエイターズ・オピニオン 東京2020への期待

066

そして2025年。デザインされる大阪・関西万博のゆくえ

1964年、2020年東京五輪。ついで1970年、2025年と大阪で行われる万博も、半世紀を経た過去のレガシーを引き継ぐ国家規模のイベントだ。「いのち輝く未来社会のデザイン」と、テーマとして初めてデザインという言葉が使われる万国博覧会はどのようなものなのか? 五輪との相違も踏まえ、誘致案の作成に深く関与した橋爪紳也氏に尋ねた。

そして2025年。デザインされる大阪・関西万博のゆくえ

006

Close-Up

京都市京セラ美術館

073

LEADERS

ニール・ヒンディ(起業家)

078

Sci Tech File

世界の片隅でひっそり生きるコケが教えてくれること

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INSIGHT

過去と未来を想い、現在を照らす空間 ギャラリー「嘸旦」

096

INSIGHT

現実はどこまで拡張したのか 英国サーペンタイン・ギャラリーのデジタルプログラム

102

INSIGHT

グーグル、アイビー・ロスがデザインする「感性を取り戻すためのテクノロジー」

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田川欣哉のBTCトークジャム

ゲスト: 谷尻 誠(サポーズデザインオフィス共同主宰)

119

クリエイターズナビ

M&T、田渕智也、ゴータム・シンハー、瀧 亜沙子、近藤康夫

127

& DESIGN

長谷川敦士(ビジネス)、大根田 杏(ファッション)、土田貴宏(インテリア)、君島佐和子(フード)、太田睦子(アート)

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