企画展
eating + design デザインにできること2 展 by マライエ・フォーゲルサング
開催期間 | 2008年10月24日(金)〜2008年11月09日(日) |
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時間 | 11:00〜19:00(最終日は17:00まで) |
会場 | AXISギャラリー |
参加費 | 無料 |
グラフィックデザイン:マライエ・フォーゲルサング
主催 | AXISギャラリー |
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近年、味覚障害や食の安全への不信など「食」に関わる問題が増大しつつありますが、本展では、「人間が食べること」の意味を問いかけ、料理だけでなくその場の空気や食べる人の気持ちまで含めた「食の体験」を創り出すオランダのデザイナー、マライエ・フォーゲルサング(Marije Vogelzang)をご紹介します。 フォーゲルサングは、自らを「フードデザイナー」ではなく、「イーティングデザイナー」と位置付け、イーティングデザインを、ただ空腹(胃)を満たすだけでなく、人の気持ち(脳)にまで到達するものと捉えています。またフォーゲルサングは、「デザインは人のためのものなのに、なぜ、人にいちばん近い食のデザイナーがいないのか?」との考えから、マテリアルを食材に置き換えた食領域分野のデザイナーとして、アムステルダムとロッテルダムでレストラン兼デザインスタジオ「Proef」を経営。フードコンセプトの立案や各種ケータリング、ワークショップなど独自の活動を通して、新しい試みを行っています。 日本初となる本展では、高齢者や肥満児のためのコンセプトなど、これまでに手がけたプロジェクト紹介のほか、「食の体験」をテーマにしたインスタレーション、ワークショップなどを予定しています(詳細は下記に掲載)。本展を通じて、食領域における新たなデザインの可能性を感じていただければ幸いです。
会場デザインおよびグラフィックデザイン:
マライエ・フォーゲルサング
<レクチャー>
マライエ・フォーゲルサングが、自身のイーティングデザインコンセプトについてレクチャーを行います。ふるってご参加ください。
日時/10月25日(土)14:00~16:00 ※終了しました
会場/AXISビル 4F JIDAデザインミュージアム(アクシスギャラリー隣り)
料金/無料
定員/先着50名(予約不可、当日11:00より整理券を配布します)
<ワークショップ>
マライエ・フォーゲルサングが、私たちに身近な食材である「牛乳」をテーマにワークショップを行います。どなたでもご参加いただけます。
日時/11月7日(金)13:00~18:00(終了時間は予定)
会場/AXISビル 4F JIDAデザインミュージアム(アクシスギャラリー隣り)
料金/無料
定員/先着20名(定員に達したため、締め切りました)
*AXISギャラリーでは、社会的な問題をデザインの視点から考える「デザインにできること」シリーズを昨年より展開しています。第1回目は災害時のデザインを考えた「Exit to Safety」(2007年5月開催)。本展はシリーズの第2回となります。
*マライエ・フォーゲルサングの活動は、デザイン誌『AXIS』135号(2008年9月1日発売)「オランダで活躍するふたりのデザイナー」にも掲載されています。