「Re-Importation 」は2016 年、スイスにあるローザンヌ美術大学(ECAL) を同年卒業した有志４名が中心となり、海外のアートスクールを卒業した若手日本人デザイナーの作品に焦点を当てた展覧会としてはじまりました。
国内において若手デザイナーが自身の作品を発表できる、登竜門となるような展覧会やイベントが減っており、新しいデザイナー世代が育ちにくい環境となっているなか、創作活動に意欲的な若手デザイナーが作品を発表できる新たなプラットフォームづくりを目標にRe-Importation は活動しています。
第２回となる本展では、今年度ヨーロッパの美術大学を卒業した4 名を含む7組の多種多様なプロジェクトをご紹介します。
海外留学のような大きな環境の変化が、若いデザイナーたちの発想や作品にどのような影響を与えたか、ぜひ感じ取っていただければと思います。
本展が若く新しいビジョンをもったデザイナーたちと社会を結ぶ架け橋となり、それがいつしか国や言語に捉われず、様々な人や文化を巻き込み、大きな力の渦となれば幸いです。