NEWS | フード・食 / 建築
17時間前
Photos by Takeshi Abe
韓国のカフェ「ボフミルコーヒー」が、スキーマ建築計画の事務所に期間限定の店舗「ボフミル千駄ヶ谷 東京」を出店した。
ボフミルの拠点は工場地帯からカフェ、ショップ、ギャラリーなどの集まるエリアへと生まれ変わったソウル市内のソンスというエリア。しかし、入居していたビルの取り壊しと建て替えが決まったことから、仮店舗の場として、新しいビルの設計を担当するスキーマ建築計画の事務所の一角を選んだ。
プロジェクトは、こぢんまりとしたコミュニティのなかで、コーヒー好きがふらっと立ち寄れるような場所を目指してスタート。角地の建物は、もとは文房具問屋の倉庫であり、そこにあった一坪ほどの駐車場スペースとキッチンをカフェに転用した。
営業を続けながらつくりかえられていく、いわばモックアップのようなカフェであり、家具や植物のレイアウト、サインなどを現場で実際に1/1スケールで検討。いずれソウルで完成するビルに入るボフミルのフラッグシップカフェをイメージしながら、日々試行錯誤を重ねている。
ありあわせの空間に、小さな店舗がそっと挿入される。ささやかでありながらも持続性のあるカフェという姿を探る場所として、「ボフミル千駄ヶ谷 東京」の実験はしばらく続きそうだ。
ボフミル千駄ヶ谷 東京
- 設計
- 長坂 常/スキーマ建築計画
- 営業時間
- 月~金 9:00~17:30
土日祝 10:00~18:30 - 住所
- 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-31-5
- 詳細
- https://www.instagram.com/bohumil_coffee/