大阪・関西万博 パナソニックパビリオン「ノモの国」
ファサード設計は建築家 永山祐子が担当

パナソニック ホールディングスは、2025年4月13日(日)に開幕する大阪・関西万博のパナソニックグループパビリオン「ノモの国」が竣工したと発表。同館の世界観を紹介する「オリジナルアニメ」のティザー映像も公開した。

建築家 永山祐子が設計を担当したファサードは、約1400個もの立体的な形状のモチーフを組み合わせることで「循環」を表現。また、家電から回収した使用済みの鉄や銅、ガラスなどをリサイクルして、柱・梁、主要幹線ケーブル、外構部の舗装ブロックの素材に活用した。

屋外には、障がいのある作家によるアート作品を展開するブランド ヘラルボニーとのコラボレーションにより、アーティスト・輪島 楓がデザインした「ガラス型ペロブスカイト太陽電池」のプロトタイプを展示する。

「ノモの国」は、子どもたち一人ひとりに自分を信じる力と一歩を踏み出す勇気を提供するコンセプトの体験型パビリオン。「解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。」をコンセプトに、物や心、サステナブルやウェルビーイングなどがすべて繋がっているという「循環」を感じる体験ができる。

内部は、4つのゾーンを通じて自分でも気づいていない秘められた力や可能性を解き放つ「Unlock体験エリア」と、未来社会のアイデアを展示する「大地エリア」で構成される。前者では、立体音響システムや360°映像システム、光や空気を用いた技術、巨大な映像の「ミストウォール」、さらには直径1.3 mの映像が天井から降り注ぐ幻想的なミスト演出などを駆使した、五感を刺激するイマーシブな空間が楽しめる。End