IM MENが初めてパリでのコレクションを発表
吉岡徳仁が手がけた、インスタレーション

イッセイ ミヤケのメンズブランド IM MENは、パリファッションウィークに参加し、2025/26秋冬コレクション「FLY WITH IM MEN」を1月23日に発表。パリでの初のコレクションショーとなった。

IM MENは、2021年にスタートとしたメンズブランドで、三宅一生の「一枚の布」という思想を追求し、河原 遷、板倉裕樹、小林信隆の3名が中心となった、デザインとエンジニアリングの双方に精通したデザインチームが手がけている。今回のコレクションのテーマである「FLY WITH IM MEN」には、人々に新しい視点と自由をもたらすプロダクトの創造を目指すというブランドの意思が込められている。

ショーを行ったのは、16世紀からパリ5区に残る、歴史ある建造物RÉFECTOIRE DES CORDELIERS。1月24日〜1月26日には、より多くの人に開かれた場として展覧会を開催した。ショーおよび展示のインスタレーションは、デザイナーであり、アーティストの吉岡徳仁が手がけた。

三宅一生の思想である「一枚の布」をモチーフとしたスクエアのパネルは、まるで生命を与えられたかのように動き、ショーの中でも印象的な役割を果たした。

Installation: Tokujin Yoshioka
Photo by Thomas Adank © ISSEY MIYAKE INC.

Installation: Tokujin Yoshioka
Photo by Thomas Adank © ISSEY MIYAKE INC.

Installation: Tokujin Yoshioka
Photo by Thomas Adank © ISSEY MIYAKE INC.

Installation: Tokujin Yoshioka
Photo by Thomas Adank © ISSEY MIYAKE INC.

展示では、「一枚の布」に基づく5つのプロダクト(衣服)にフォーカス。伝統の織りや染めを先端技術と掛け合わせ、独自に開発した布地や、設計技術を駆使した衣服のディテールを間近に見ることができる機会となった。End