早稲田大学社会科学部空間映像研究ゼミナールは、2024年度研究・制作成果展「地を用意して図を描く」を開催いたします。
研究過程において、他者の想定を欠くことはできません。また実践の場において、他者の実在を見過ごしてはなりません。当ゼミナールでは、ゼミ生と他者の対話の記録を残し続けること、一人ひとりのプロジェクトが社会実践として結実するプロセスにおける対話を表出させること、それによって個々の「回答」をあらためて「問い」に変換することの試みとして、毎年度末に展覧会を開催しています。本展における写真や映像、論文などによる「問いかけ」は、いまここで関係が紡がれるための「地」であり、研究過程における関係が編まれた「図」なのです。
本展「地を用意して図を描く」は、「ゼミ生」として、「個人」として、「私たち」として「地」を用意し、これから出会う一人と「図」を描き続け、その痕跡を残していくための試みです。
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早稲田大学社会科学部空間映像研究ゼミナール