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18時間前
奈良県奈良市に本社を置く中川政七商店は、ロゴデザインのリニューアルとともに、初となる海外出店計画を発表した。2030年までに初の海外旗艦店をオープンする予定だ。
中川政七商店は、「日本の工芸を元気にする!」というビジョンのもと、日本の工芸に根差した暮らしの道具を展開している。今回は、日本の工芸を世界に広げ、より多くの人々にとって身近な存在となるためにロゴデザインを一新。1716年創業の老舗が新たな一歩を踏み出すことになった。
2008年に現行のロゴが誕生して以来、約17年ぶりの一新となる新ロゴのデザインは、現行ロゴに引き続きクリエイティブディレクターの水野 学(good design company)が担当。グローバル市場での読みやすさを考慮して、アルファベットのブランド名や創業を示す「SINCE 1716 NARA JAPAN」をあしらった。さらに、「日本」や「工芸」の文字を配置することで、同社が掲げるビジョンを強調している。
水野は今回のロゴデザインについて、「(2008年に発表したロゴは)江戸時代から続く老舗『中川政七商店』に相応しいマークは何かと、さまざまな文献を読み漁り、試行錯誤を繰り返して制作しました。あれから約17年。成長しつづける中川政七商店と、日本の工芸を元気にするというその志、そして300年以上も真摯に商いを続けてきた先人の偉業に敬意を表しながら、日本の工芸とともに世界へと進出し続ける、中川政七商店に相応しいマークを再編集し、デザインを完成させました」とのコメントを寄せている。