京都の「⽔」にまつわる⾵景をアートで表現する
展覧会「Water Calling 2025」開催

環境デザイナーでアーティストのイザベル・ダエロンとキュレーター兼プロデューサーの永井佳⼦による⽔資源にフォーカスしたプロジェクト「Water Calling」は、2025年1⽉18⽇(⼟)から 2⽉16⽇(⽇)まで京都市左京区の無鄰菴にて、展覧会「Water Calling 2025」を開催する。

2022年に始まった同プロジェクトは、京都の豊かな⽔にまつわる⾵景をドローイングなどの芸術的アプローチで表現しながら、⽔とともに⽣きる環境に意識を向ける活動を展開している。2023年には、フィールドワークや専⾨家の監修などをもとに、京都の地下⽔の存在を感じられるようなアートブックを出版。これに合わせて、京都や東京、パリで展覧会と関連イベントを⾏ってきた。

今回のイベントでは、東⼭を借景に取り⼊れ、琵琶湖疏⽔を活⽤した京都の⽂化的景観のひとつである無鄰菴を舞台に、地図を中⼼とした作品を展⽰する。京都の地下を流れる⽔とそのメカニズム、⾒えない⽔を感じるための⼿がかりとなる地上の場所、⼈々が水と共存しながらつくり出した⽂化などを表現したドローイング作品が楽しめる。

さらに、⽔を基点にさまざまな⾓度から得た知識を共有するため、プロジェクト監修者の楠⾒晴重氏(関⻄⼤学特命教授・⼯学博⼠)による講演会「京都千年の地下⽔」を1⽉25⽇(⼟)に開催。京都の地下⽔が琵琶湖とほぼ同じ量であることを科学的に解明して「京都⽔盆」と命名した楠⾒が、その経緯と実態について解説する。

また、同じくプロジェクト監修者である惠⾕浩⼦⽒(奈良⽂化財研究所景観研究室⻑・造園学)のナビゲーションで、⽔がかたちづくる京都の⾵景を歩きながら学ぶウォーキングツアーも2025年2⽉1⽇(⼟) に行われる。End

Water Calling 2025

会期
2025年1⽉18⽇(⼟)~2⽉16⽇(⽇)
9:00~17:00(休館⽇は会場に準ずる)
会場
無鄰菴(京都市左京区南禅寺草川町31番地)
⼊場料
600円
詳細
https://watercalling.net/

講演会「京都千年の地下⽔」

⽇時
2025年1⽉25⽇(⼟) 14:30~
※要予約・⽇本語。名前、内容(講演会)、⼈数を明記のうえ、info@materiaprima.siteまで連絡すること。
場所
楽友会館(京都市左京区吉⽥⼆本松町)
講演者
楠⾒晴重⽒(関⻄⼤学特命教授・⼯学博⼠)
料⾦
1500円
定員
70名

ウォーキングツアー

⽇程
2025年2⽉1⽇(⼟) 13:30~15:30
※要予約・⽇本語。名前、内容(ウォーキングツアー)、⼈数を明記のうえ、info@materiaprima.siteまで連絡すること。
集合場所
京都市営地下鉄東⻄線・蹴上駅改札
ナビゲーター
惠⾕浩⼦⽒(奈良⽂化財研究所景観研究室⻑・造園学)
料⾦
3500円(⼤学⽣以下 3000円)
定員
20名