NEWS | インテリア
2024.12.10 11:34
カナダ・バンクーバーを拠点とするデザインスタジオ moloは、従来の重くて硬い建材を使わない持続可能な家具コレクションの制作をテーマに掲げている。用途に合わせてフレキシブルに動かせる、軽くて柔らかいハニカム構造の紙製パーテーション「paper softwall」は、同スタジオの代表作だ。
このパーテーションの構造はそのままに、素材に白い不織布を用いたモデルが「textile softwall」である。折り畳み式で長さを自在に調整できるうえ、空間の仕切りや吸音材としても使えるのが特徴だ。
さらに、「textile softwall」の内部にLEDリボンを内蔵すれば、光るパーテーションが実現。柔軟なLEDリボンは、パーテーションを曲げてもしっかりとした光を放ってくれる。
このパーテーションを小型化し、照明器具としてデザインしたのが、雲のようにふわりと浮かぶ「cloud softlight」である。ペンダントライトとして使うだけでなく、複数をモビールのように吊り下げることも可能だ。空気の流れに合わせて上下に揺れたり、穏やかに回転したりする様子も魅力である。
シェードはリサイクル可能なポリエチレン不織布 (HDPE) 製で、帯電防止でほこりを付着させず、破れにくくて耐水性を備えている。明るさの調節ができ、吸音効果もあるので、ワークスペースやプライベートな空間にも最適。「textile softwall」と組み合わせれば、統一感のあるインスタレーションをつくりだせる。