PROMOTION | 見本市・展示会
2024.11.07 12:20
ドイツ・フランクフルトで毎年開催される世界最大級のB to B消費財見本市「アンビエンテ 2025(Ambiente)」が、2025年2月7日(金)から2月11日(火)までフランクフルト国際見本市会場にて開催される。
ライフスタイル全般の商材を網羅するアンビエンテは、消費財・インテリア市場の動向の把握やバイイングには欠かせない重要なプラットフォームとして世界的に知られている。広大な会場は、「ダイニング」「ギビング」「リビング」「ワーキング」の4つのエリアで構成。ハイエンドな商材から大口取引向けまで、商材・テイスト別のホール分けにより、効率よく観覧できるのが特徴だ。
2023年からは、シーズナルデコレーションとフローリストの国際見本市「クリスマスワールド(Christmasworld)」と、ホビー・クラフト・DIY用品専門の国際見本市「クリエイティブワールド(Creativeworld)」も同時に開催。ひとつの会場に3つの見本市が揃い、世界中の消費財業界の関係者が一堂に集う、他に類を見ない規模のイベントである。
もうひとつの特徴として、国際色の豊かさが挙げられる。前回は176の国と地域から4,933社もの出展者があり、来場者は136,482名を数えた(2024年実績・3見本市合計)。日系企業も数多く出展しており、2009年から展開している特別出展エリア「JAPAN STYLE(ジャパンスタイル)」などを通じて、日本の工芸技術、カルチャーや伝統を世界に発信している。
また、テーマ別に多彩な特別出展エリアを設けているのも大きな見どころ。
インテリアデザインとホスピタリティの接点を示す「The Lounge – Shades of Space」、成長分野のホスピタリティ産業とコントラクト・ビジネスにフォーカスする「Interior Looks」、若手デザイナーを支援する「Talents」が展開される。
2025年の出展者は、検索ページにて調べることができる。製品カテゴリー、国別、ホール別などでの絞り込み検索も可能だ。
The Lounge – Shades of Space
「The Lounge」のデザインは、新進気鋭のデザイナーに着目するAmbiente Designer of the Year 2025に選ばれたハンブルク出身のデザイナー ファビアン・フライターク(Fabian Freytag)が担当。「ラウンジ」をテーマに、「ダイニング」と「リビング」というふたつの分野を融合した展示を披露する。ホスピタリティ業界やコントラクトビジネスに携わる来場者にとっては、ビジネスに必要なインスピレーションを得られる必見のエリアとなるだろう。
Interior Looks
家具や調度品、照明を中心に上質なインテリアデザインを紹介する新エリア「Interior Looks」においても、ホスピタリティ産業とコントラクトビジネスという成長分野が取り上げられる。隣接するオフィスデザイン&ソリューションエリアも含めて、アンビエンテは現代の新しいライフスタイルとワークスタイルを提示する。
出展企業は、Bielefelder Werkstätten、Christine Kroencke Interior Design、Fine Furniture、Ipdesign、JAB Anstoetz Group、Raasch、Rodam、Scholtissek、Serax、Signetらが勢揃い。「モノクロ」をカラーテーマとして、テーブル、チェア、ワードローブ、布張り家具、ベッド、照明、ホームテキスタイルなどを展開する。そのほか、ガイドツアーやワークショップ、プレゼンテーションを通じて、来場者のビジネスに合わせた提案をしてくれる。
Future of Work
インテリアデザインでは、ホスピタリティ産業とコントラクトビジネス向けに、未来のワークスペースのビジョンを紹介するコーナー「Future of Work」も登場。AIが急速に発達し、現実世界と仮想世界の融合が進むなか、ハイブリッドな作業モデルや厳選された家具、設備ソリューションによる最適な環境を構築する。
オフィスや会議室、共同作業スペース、モバイルワーク向けの電化ソリューションを用意。デザイン性に優れた部屋のゾーニング、収納スペース、テーブルシェルフ、吸音性を備えたパーティションや天井、チェア、ブースなど、あらゆる作業形態に対応するスマートなモジュール式オフィス家具システムを揃えている。
Talents
「Talents」は、新進気鋭のデザイナーが集い、プロトタイプを披露する若手支援ゾーンだ。アンビエンテの姉妹見本市で、毎年東京で開催される「インテリア ライフスタイル」とも連動しており、Young Designer Award受賞者は翌年のアンビエンテのTalentsに出展できる。前回はインテリアデザイナー ATSUSHI SHINDO(進藤 篤)が出展し、今回はテキスタイルデザイナー HANA MITSUI(光井 花)の出展が決定している。
Ambiente Trends 25+
消費財のトレンドを示す特別展示「Ambiente Trends 25+」では、ドイツのデザインスタジオ「スティルビュロー・ボラ・ヘルケ・パルミザーノ(Stilbüro bora.herke.palmisano)」の監修のもと、アンビエンテ出展者からの公募により選出された製品をラインナップする。
今日の困難な時代を生きる私たちにとって、どのような暮らし方や働き方が理想的かという課題に対し、「DEEP」「REAL」「EASE」の3つのテーマを掲げる。同スタジオが、ファッション、アート、インテリア、ライフスタイルの国際的なトレンドから導き出した。それは、優れたデザインと創造性が不可欠であることを示唆している。
JAPAN STYLE
日本には、独自の美意識が古くから伝承されており、これに基づいた伝統や工芸などの生活文化が現代のライフスタイルにも深く息づいている。その一方で、テクノロジーやファッション、デザイン、ポップカルチャーといった産業が発展し、多様性のあるライフスタイルの共存が見られる。
このような日本独自のライフスタイルと、高い美意識に支えられたものづくりが融合した日常のデザインを海外に発信し、海外の販路開拓を目指すプロジェクトが「JAPAN STYLE」である。
15回目を迎える同プロジェクトには、これまでに累計200社以上の企業やデザイナーが参画してきた。立上げ当初よりコンセプトディレクターを吉田龍太郎(プレステージジャパン/Time & Style)が務め、今回は8社が出展。インバウンド需要が急速に高まるなか、日本国内で成熟した工芸技術、カルチャーや伝統を世界へ向けて発信する。世界各国から集まるバイヤーやメディアの注目度も高く、出展者との交流を促し、海外での活動を後押ししている。また、日本で開催されている、姉妹見本市のインテリアライフスタイルでもゾーン展開している。
Ethical Style Spots
アンビエンテはこの10年間にわたり、「Ethical Style by Ambiente」と題してサステナビリティに取り組んでいる。その一環として、環境に配慮した製造や社会的責任を果たす生産に取り組む出展企業に対して、ブースやオンライン検索の出展者プロフィールに「エシカル」を示すラベルを付与している。
また、出展企業によるサステナビリティの導入方法を紹介する、2つのエシカルスタイルスポットを設置する。各企業は、「環境に優しい素材の使用」「資源に優しい製造プロセス」「公正で社会的責任のある生産」「リサイクル・アップサイクルデザイン」「ハンドメイド製造」「持続可能なイノベーション」といったテーマで、自社製品を来場者に対してアピールすることができる。
Ambiente 2025
- 会期
- 2025年2月7日(金)~2月11日(火)
9:00~18:00(最終日のみ17:00 まで)
※Christmasworld および Creativeworld と同時開催。
※Creativeworld は2月10日(月)まで。 - 会場
- ドイツ・フランクフルト国際見本市会場
(Ludwig-Erhard-Anlage 160327 Frankfurt am Main, Germany) - 開催周期
- 毎年
- 出展者数
- 4,933社(2024年実績・3見本市合計)
- 来場者数
- 136,482名(2024年実績・3見本市合計)
- 参加国数
- 176の国と地域
- 主催
- Messe Frankfurt Exhibition GmbH
- 問い合わせ先
- メッセフランクフルト ジャパン株式会社(Tel:03-3262-8444/Email:info@overseas-fairs.com)
- 英語サイト
- https://ambiente.messefrankfurt.com/
- 日本語サイト
- https://www.jp.messefrankfurt.com/tokyo/ja/events/consumer-goods-outgoing/Ambiente.html